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「打放しコンクリートと共に」 その(128)

こんにちはpikayoshi72です。

本日紹介します内容は2011年7月15日発行の建築仕上技術7月号で、特集:打放しコンクリートの保護・仕上材料最新動向と題して「省エネ対応型打放しコンクリート再生工法」を2回に分けお送りします。
今回はその第1回、「1.はじめに」から「3.打放しコンクリート・外断熱と意匠性を両立させた新技術」までをご紹介します。
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省エネ対応型再生工法

打放しコンクリートEcoシステム

1.はじめに 
 マグニチュード9.0の地震と巨大な津波によってもたらされた東日本大震災は、日本に留まらず世界にも多大な影響を与えた。福島第1原子力発電所の大事故は、今までの生活環境を一変させる事態を招き、発電量の3割を原子力エネルギーでまかなって来たとされる電力は夏期を迎え供給不足が懸念される。日本国内の経済に与える影響は、計り知れない事態が想定され、節電対策は日常活動に大きな支障を投げかけ、全ての分野でのあり方が問われている。今まで建築物に対する省エネは、快適な居住環境に関心が集中し、節電対策が論ぜられる事は少なかった。一挙に到来した節電社会の出現は打放しコンクリート建築の今後のあり方に大きな関心を呼び起こした。特に打放しコンクリート建築にあっては意匠性の否定に繋がる外断熱によって覆われる仕上げ手法が鍵となっている。
2.打放しコンクリートの外断熱の実態 
 打放しコンクリート建築に於ける外断熱の有用性は、以前から一部の専門家に於いて指摘されつつも、その関心はオール電化時代の流れに翻弄され今日に至った。東日本大震災による電力不足は打放しコンクリート建築の外断熱の重要性を一挙に浮かび上がらせその緊急性が表面化した。
 一般的に国内の建築物の断熱対策は外気による室温の上下を調整する内断熱が主流とされて来た。
 打放しコンクリートに於ける外断熱の有用性については従来より関心が低く、意匠性に力点が置かれ今日まで話題になることはなかった。一方、経年劣化による打放しコンクリート外壁の再生工事現場で耳にする事の一つに、冬寒く夏暑いこと。しかも、使用者や居住者の共通した問題は結露とそれに伴うカビの発生に悩まされていることである。打放しコンクリート外壁自体が直接外気に触れ、外壁と室温の温度差によって生じる結露は快適空間を著しく阻害して来た。このような実状を背景として打放しコンクリートの外断熱の重要性が緊急課題としてクローズアップされた。外断熱機能と意匠性を具現化し両立させ得る手法が不可避である。打放しコンクリートの生命線ともいえる意匠性と外断熱手法による再生復元工法の確立が強く求められている
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3.打放しコンクリート・外断熱と意匠性を両立させた新技術 
 経年劣化した打放しコンクリート若返りシステムをベースに、打放しコンクリートに外断熱とセルフクリーニングを具備した省エネ工法を開発上市した。打放しコンクリートに備わった素肌の意匠性、この素朴な重厚感は打放しコンクリートそのものを強く意識させ欠かすことは出来ないものである。この素肌の意匠性を外断熱で覆うことは打放しコンクリートの意匠性を喪失するものとし不可能とされてきた。この困難な課題をクリアー、打放しコンクリートに外断熱を施し、意匠性を復元したものである。
 本稿は、経年劣化した打放しコンクリートを躯体から改修し、新たに外断熱を施し意匠性を復元、太陽熱の大幅抑制機能を付与5°~15°の温度低下を促し結露や防湿に留まらず節電に寄与し、加えてセルフクリーニング機能まで備えた省エネ・環境対応型の新技術である。
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 次回は、月刊建築仕上技術2011年7月号、の最終回、特集:打放しコンクリートの保護・仕上材料最新動向、「省エネ対応型打放しコンクリート再生工法」、「4.打放しコンクリートEcoシステムの流れ」から「5.おわりに」をご紹介します。

中国の高速鉄道事故をめぐって26日、インターネット上での怒りの声が高まり未だ収まらず国民の神経が過敏になっている、事故責任に対しての要求が増えていく中で、同国指導者の世論管理の難しさが浮き彫りとなっている。中国の新幹線どうなんでしょう?

それでは次回をお楽しみに!

打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!
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by pikayoshi72 | 2011-07-27 09:52 | ブログ