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「打放しコンクリートと共に」 その7

こんにちはpikayoshi72です。

建築技術‘69.6月号への寄稿-6についてご紹介します。
表題は「打放しコンクリート表面の補修方法」4項目で構成され今回は最終項「4.打放し仕上げの簡易造成法」をご紹介します。

4.打放し仕上げの簡易造成法
以上(補修用材料のこと)に紹介した材料は、打放し面の補修に適しているばかりでなく、また
外観や耐候性も普通の打放しコンクリートと変わらない左官仕上げに応用することが出来る。
 例えば打放し施工の建物で上方に増築するような場合、できるだけ軽量化するため鉄骨造とし、しかも仕上げは既設部分に合わせたいことがある。そのようなときにこの簡易造成工法がよく利用されている。
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 施工方法は、まずラス張りないしはそれに準じた下地とし、下地が良好な状態に乾燥したときを見はからってエポキシ樹脂を塗布のうえ、前述した材料を用いて表面仕上げを行うのである。打放しの木目模様は、型枠を使ってあざやかに仕上げ面に転写される。

 以上をもって、建築技術‘69.6月号「打放しコンクリート表面の補修方法」の紹介は終わりです。
最後の章にモルタルの上にも打放しの木目模様を転写し、仕上げることが出来る。と書いていますが、これが後の、「ノンクリート打放し意匠仕上げ」、「ALCフェイス仕上げ」に発展していくわけです。
 次回は、「建築保全」1985年1、2月号メンテナンス巷論、題して「打放しコンクリートの若返り工事」をご紹介します。

 1969年、明るいニュースは人類初の月面着陸ぐらいで、後はベトナム戦争に係わるもの、大学紛争等暗いことが多かったような気がします。

それでは次回をお楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-02-25 07:17 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その6

こんにちはpikayoshi72です。
建築技術‘69.6月号への寄稿-5についてご紹介します。
表題は「打放しコンクリート表面の補修方法」4項目で構成され今回は「3.補修用材料」後編を
ご紹介します。

3.補修用材料(後編)
2)打放し面の修整色あせ
 打放しコンクリートの表面の色は千差万別であり、したがって補修の色合せも非常にむずかしいものの一つとされている。
 われわれが、色合せのため、打放しコンクリートの色配合の基本として、その建物に使用されたセメントと同一のものを基調とし、これにアルミナ、硅砂、無収縮剤および樹脂等を処方している。なお施工は、本体コンクリートの乾燥度を確認のうえ行うことが大切で、本体の型わく取りはずし後、少なくとも2週間以上経過してから着手する。
3)不変色剤の利用
 空気中の湿気や雨の中などに含まれている各種の化学成分は打放し面の修整に使われている科学材料の変化を呼び起こすことが多い。したがって、耐候性能のすぐれた不変色剤を利用することにより、この問題の解決をはかっている。
 参考までに、耐候性試験結果の一例を表2に掲げておく。また、実際の補修状況をカラー写真で紹介した。

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以上が、「3.補修用材料」後編です。

来週はこの続き、建築技術‘69.6月号最後の章になりました「4.打放し仕上げの簡易造成法」をご紹介します。

39年前にしては使用材料の性能、耐候性はかなりよかったのではないかと思います。

当時、物騒な事件として「連続ピストル魔」事件がありましたが、4月7日警視庁は連続ピストル射殺事件の容疑者で永山則夫を逮捕しました。
また10月21日、荒れた国際反戦デー、社共両党・総評など86万人が統一講堂、反共産党系学生のゲリラ活動で1,505人が逮捕されました。どちらも暗いニュースです。

それでは次回をお楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-02-18 07:23 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その5

こんにちはpikayoshi72です。

建築技術‘69.6月号への寄稿−4についてご紹介します。
表題は「打放しコンクリート表面の補修方法」4項目で構成され今回は「3.補修用材料」前編をご紹介します。

3. 補修用材料
 以上(2月4日のブログ)の基本事項を満足するためには、接着性、強度、防水性、耐候性等のすぐれた補修材料を使用しなければならない。
 次に参考のため、われわれが使用している補修材料について概要を紹介する。
1) コンクリートモルタル
 コンクリートやモルタルに酢酸ビニルを添加すると、フロー値が非常によくなり、その結果強じん性が付与されて接着性は向上し、さらに曲げ強度も増進され、亀裂防止の役割をはたす。早強ポルトランドセメントを使用し、JIS R 5201 によって試験した結果の一例を表1に示しておいた。
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 なお、補修工事に使用するコンクリートやモルタルには、この酢酸ビニル樹脂のほかさらに特殊化学材料を混入し、弾性および曲げ強度、防水性、付着性などを改善するとともに、また亀裂の完全防止をもはかっている。

 以上が、「3.補修用材料」前編です。
ことさら、39年前の補修方法がわかってきますが、使用していた樹脂材が現在と違うようです。
 来週はこの続き、題して「3.補修用材料」後編をご紹介します。

 当時日本のGNPが西側諸国で第2位になった一方、日本国内では学生デモにより占拠された東大安田講堂に1月15日、全学共闘会議派学生が立てこもった。大学は実力排除を決め、要請を受けた警視庁が18日に機動隊を導入しました。学生は最後まで抵抗を続けた為、ヘリコプターを使っての催涙弾投下、放水など1日半にわたる猛攻の末、学生は排除されました。この騒ぎで375人が逮捕。テレビで放映されたのを微かな記憶ですが残っています。

それでは次回をお楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-02-11 13:35 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その4

こんにちはpikayoshi72です。
建築技術‘69.6月号への寄稿-3についてご紹介します。
表題は「打放しコンクリート表面の補修方法」4項目で構成され今回は「2.補修の要点」
後編をご紹介します。

2.補修の要点
さらに極端になると、鉄筋が露出するまで大げさに斫ったうえ、新しく型枠に大工手間をかけてコンクリートを打ち直す例もあるが、これは予算の問題で構造物自身にあたえる悪影響などを考えた場合好ましいことではない。われわれはこのようなときも、独自の付け送り工法によって補修を行っている。
 以下に述べたような補修の不完全さを克服するためには、まず次の基本事項を守ることが大切である。
①亀裂の発生を防ぐため、収縮のない配合材料を使用すること。
②また同じく亀裂防止のため、補修材料は接着性のよいものを使用すること。
③本体コンクリートに合致した色配合とし、同時に変色しない耐候性の科学材料を選ぶこと。
④補修材料の強度は本体コンクリートと同一か、またはそれ以上であること。
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以上が、「2.補修の要点」後編です。
徐々に、40数年前の補修方法がわかってきますね。来週はこの続き、題して「3.補修用材料」前編をご紹介します。

この年、海外ではベトナム戦争やアフリカ西部のビアフラの飢餓状態に抗議してパリの女学生フランシーヌ・ルコントが焼身自殺をしました。日本でも彼女のことを、新谷のり子さんが「フランシーヌの場合」を歌っていました。
フランシーヌの場合はあまりに~もお馬鹿さん、歌詞の始まりはこんな感じでしたかね、、

それでは次回をお楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-02-04 07:23 | ブログ