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「打放しコンクリートと共に」 その3

こんにちはpikayoshi72です。

建築技術‘69.6月号への寄稿-2についてご紹介します。
表題は「打放しコンクリート表面の補修方法」4項目で構成され今回は「2.補修の要点」前編を
ご紹介します。

2.補修の要点
 打放しコンクリートは、配合材料の関係で打ち上がり表面に砂地(水あばた)や砂利あばた等が見られるのが普通であるが、これらは当然補修が必要であり、左官工の手によって補修が行われている。
 しかし厚みのないモルタル補修は、当然のことながら収縮現象による亀裂の発生を伴う。
また、同一配合のモルタルで補修したにもかかわらず本体コンクリートとの色違いをきたしたり、時間の経過とともに顔料が変退色するなど、いろいろと大きな問題が潜在しており、さらには所要強度の出ないことが根本的な欠陥であった。
 また、打放しコンクリートの柱やはりが、型枠のはらみ・曲り等のため補修を余儀なくされ、左官工事による付け送りを行う場合があるが、下地コンクリートにたいする接着性が悪いため浮き現象が発生し、せっかく補修した表面にまで亀裂がおよんで失敗するケースが非常に多い。
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以上が、「2.補修の要点」前編です。今回はここまで!
来週はこの続き、題して「2.補修の要点」後編をご紹介します。

さて少し本編から離れて、「打放しコンクリートと共に」と題して建築専門誌への寄稿文をご紹介しているのですが、無味乾燥な技術系の話ゆえ、自分でも面白くないと感じる時があります。そこで今回から、当時の社会的な出来事をご紹介し、その当時を思い出しながら書きたいと思います。

早速調べましたら、ありました!
・1969年 - 人類が月面へ到達した。アポロ11号の月面着陸。
最近では本当に月面に着陸したのか疑惑本が結構出ていますね。

・1969年 - 東名高速道路が全線開通。
私は東京オリンピックの年(1964年)に開通したと思っていましたが、全線開通
したのは1969年だったんですね!少し驚きです。

それでは次回をお楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-01-28 07:24 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その2

こんにちはpikayoshi72です。
先週お約束しました建築技術への寄稿内容についてご紹介します。
表題は「打放しコンクリート表面の補修方法」4項目で構成され「1.はじめ」にから始まり最後は「4.打放し仕上げの簡易造成法」で締めくくっています。
固い文面ですが、当時のものをそのままお伝えします。

1.はじめに
 近代建築の花形といわれる打放しコンクリートは近年長足の進歩をとげ、技術面での研究も続けられているが、仕上がり精度は主として型枠の材質・形状に左右され、また鉄筋・鉄骨配合材料等各種のファクターによって打上がりの状態が決定されるので、完全な打上がりを得ることはきわめて困難である。
 したがって、打放しコンクリートの表面に欠陥が生じた場合はこれを補修することになるが、補修部分は美感上ただ目立たないように仕上げればよいといったものでなく、接着性・強度・防水性・耐久性等、あらゆる条件をも同時に満足することが望まれる。
 以下、打放し面の補修工事を手掛ける専門業者の立場から、補修要領を紹介するとともに、この補修工法をさらに発展させた左官工法による打放し仕上げの簡易造成法についても簡単に触れてみたい。
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昔は随分苦労していたことが文面から想像できます。
今回はここまで!
来週はこの続き、題して「2.補修の要点」をご紹介します。
お楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-01-21 07:25 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その1

 こんにちはpikayoshi72こと吉田です。
 ブログを始めたのが2005年の7月、早2年半が経過しました。
ブログの内容は一貫して打放しコンクリートに纏わる内容で続けてきました。
先回のブログにも書きましたが、第百二十七話「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」安藤忠雄先生を最後にして、今年からは私が過去執筆しました建築専門誌への投稿文を年代順に少しずつご紹介させていただきたいと思います。相手がコンクリートのせいか堅いお話になるかとは思いますが、打放しコンクリートファンの方々には若干なりとも興味を示すものになるのではないか、、、、と、思いますが。
お時間の許す限り是非おつき合いください。
 それでは早速ご紹介します。私が建築専門雑誌に投稿した記念すべき処女作?とでもいいましょうか。それは「建築技術」№214 1969年6月号です。
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 さて、月刊「建築技術」の歴史は古く創刊は昭和26年11月ですから私の会社が出来る前からこのような建築専門紙があったわけです。すごいですね!ところで私の会社は丁度50年目に入りました。
投稿内容は「特集/コンクリートの肌地仕上げ」にあわせて
タイトルは「打放しコンクリート表面の補修方法」
内容は打放しコンクリート表面の補修はきわめて困難とされている。筆者は、打放しの補修工事を手掛ける専門工事業者の立場から、まず補修用モルタルの材質の問題にふれ、補修の実例を写真によって紹介する。
 こんな風に紹介されています。
 来週は投稿内容を少しずつおつかれしない範囲でご紹介させていただきます。
 お楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-01-15 07:25 | ブログ

第百二十七話 「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」   安藤忠雄

 関西生まれ、10代後半から大阪や京都の日本古建築を見てまわる。
 自然の素材を生かし装飾を省き力強さと美しさを奏でる日本建築。その衝撃を打放しコンクリート作品に。安藤忠雄の美学、その根底は伝統的な日本古建築にあり、とか。
 打放しコンクリート建築は50年余を積み重ね変化を辿り乍ら、その仕上げは大きく変貌、現在の端正な作品に映し出される。
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 数え切れない程の打放しコンクリート建築の名作。この先どの様な進化を見せるか、世界に誇る建築家安藤忠雄!
 益々のご活躍をお祈りします。
 
 次回からは1960年代頃から業界専門誌に掲載された打放しコンクリートにまつわる記事を基に現在と比較、変貌を遂げる仕上げ作法をお伝えしたいと思います。
 数々の至らぬブログにご辛抱いただき心よりお礼申し上げます。皆様のご健勝とますますのご成長をお祈り申し上げ、「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」 を終わりたいと思います。
おつきあい頂き誠にありがとうございました。
次回は2008年1月15日に投稿します。
こうご期待!
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by pikayoshi72 | 2008-01-01 15:06 | ブログ