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「打放しコンクリートと共に」 その36

こんにちはpikayoshi72です。

 今回は月刊「リフォーム」1989年8月号、特集:外壁仕上改修工法の材料と工法(パネル改装,タイル改装,外壁洗浄)のうち、タイル外壁改修工事事例「外壁タイル若返りシステム」の最終回、「補修工事の実際」をご紹介します。

補修工事の実際
全面を高圧洗浄後,錆汁などにより汚染した部分にケミカルエースRによる化学洗浄とした。
乾燥後,浮きの注入をした。同材料は特殊セメント系材料と合成高分子エマルジョンから構成され,それらを施工時に混練して使用した。混練後の粘度はBL型(粘度計)で2,000cpsで,固化後の引張強さは20kgf/cm2,付着強さは8.5kgf/cm2である。
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メジのひび割れやタイルとの剥離か所と欠損か所は,ウレタン樹脂コーキングを充填し,メジ全体をNY-エラスティックフィラーを防水塗工した。
タイル欠損部のうちタイルの破損が激しく再貼付けが不可能なものは,NY-調合樹脂モルタルにて成形し,乾燥固化後NY-カラーコートにより着色,既存レンガタイルに合わせた。
レンガタイルメジ全面をNY-エラステックフィラーを特殊刷毛にてローラー塗工した。
全面にトップコートNY-8090(超耐候性フッ素樹脂)をコーティングした。
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 さて次回は「建築技術」1989年11月号、特別企画:建物の修復と再生、「建物の補修・改修システム」をご紹介します。

 さて、この年1989年の重大ニュース、1月15日から病院、税関等を除く国の行政機関が、毎月第2、第4土曜日を休日とする土曜閉庁がスタートしました。

それでは次回をお楽しみに!
by pikayoshi72 | 2008-09-15 09:37 | ブログ


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