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「打放しコンクリートと共に」 その32

こんにちはpikayoshi72です。

 今回は(株)建築知識の月刊「建築知識」1989年7月号、特集:RC打放し監理術、「打放し・補修テクニックとメンテナンス」の3回目、補修のやり直しはきかない をご紹介します。
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補修のやり直しはきかない
打放しコンクリートの補修は脱型してみなければ、その必要性の有無は分からないが、仮に欠損部が皆無としても次のことは存在する。

①脱型後の表面の汚れ
②型枠の目違い
③型枠・塗装カスの残留
④流出した鉄筋の錆汁
⑤セメントノロの付着

 外部では降雨によるコンクリート内部への水分の浸透によるエフロレッセンスの滲み出しがある。木コンの穴埋めも錆汁と漏水を防ぐ上で重要である。打放しは脱型するごとに養生し保護することがきれいな打放しを作る上で大切なことであるが、実際にはこうした保護養生は十分とはいえないのが現状である。
 一方、脱型後の欠損部の対応処置はどうであろうか。施主への配慮から脱型後の乾燥養生も十分とらないまま取りあえず巣穴等目立つものを主として補修されることが多く、こうした目先の補修で糊塗した打放しは、コンクリートの表層乾燥に伴って地肌の色合いが変化し、補修材と際だった色違いを生じさせることになる。色違いの補修モルタルは意匠性の上からも無視するわけにはいかず、再度補修することになる。
 再補修はその上にとはいかないため、止むを得ず補修箇所を斫り取ることになり、元の欠損部をより拡大してしまうことになる。また職人の心情としても手直しの仕事という意味合いから意欲に欠け、精神的ギャップもあって好ましくない。結局補修のやり直しはより悪い結果となるケースがほとんどである。

 さて次回は「建築知識」1989年7月号、特集:RC打放し監理術、「打放し・補修テクニックとメンテナンス」の4回目「補修のテクニック」をご紹介します。

 さて、この年1989年の重大トップニュース(3)は、先回、先々回と著名な方々の訃報を掲載しましたが今回もこんな方がお亡くなりになっていました。松下電器の創業者である松下幸之助氏が94才で逝去されました。

それでは次回をお楽しみに!
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by pikayoshi72 | 2008-08-18 07:21 | ブログ


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