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「打放しコンクリートと共に」 その20

こんにちはpikayoshi72です。
 今回は月刊リフォーム1988年8月号 特集・学校施設のリフォーム、学校施設における改修工事例「打放しコンクリート若返りシステムによるS女学院外壁改修工事」前編をご紹介します。「月刊リフォーム」は(株)テツアドー出版発行、創刊は1984年(昭和59年)です。
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概 要
 打放しコンクリート建築物は、周辺環境との調和、自然への回帰に引き寄せる魅力を備えている。しかしながら築後10数年を経過すると、空気中の炭酸ガスや水分などの劣化因子による構造物の劣化が進行し、美観を損なうばかりでなく、安全性や躯体保護の面でも対策が必要となる。
 打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)は、劣化・損傷したコンクリート打放し仕上げの構造物を、再び躯体から強化する事により、建物に耐久性を付与し、失われた意匠性の回復を図る再生技術である。

工法の特徴
1)打放しコンクリート若返りシステムは、鉄筋の防錆・破損部分の修整はもとより、NY-606コンクリート強化剤を含浸塗布する事により風化したコンクリートの表層部分を緻密化し、同時に耐酸性を向上させる事により中性化の進行を防止する。
2)NY-調合樹脂モルタル、NY-7090防水固定処理剤などの各種材料の抜群の接着性と強度・防水性で、RC構造物を内面から改修する。
3)各々の建物のコンクリートの色に合わせた伸長型セメント系材料により、専用に開発された道具を駆使してコンクリートの素肌を再現。そこに耐候性に優れた無機質系材料によって、打放しコンクリートならではの型枠模様も忠実に再現。新築当時のイメージをそのままに、打放しコンクリートを美しく蘇らせる。この伸長型セメント系材料は、下地のコンクリートに起因したひび割れに追従し、また炭酸ガス・塩分の侵入を遮断する機能性仕上材である。(施工工程については図-1参照)
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 次回は、月刊リフォーム1988年8月号 特集・学校施設のリフォーム、学校施設における改修工事例「打放しコンクリート若返りシステムによるS女学院外壁改修工事」後編をご紹介します。
 さて、この年1988年12月27日竹下内閣が発足してわずか4日後にリクルート疑惑で長谷川法相がリクルートから政治献金を受けていた事実が発覚し辞任!在任4日は史上最短記録だそうです。

それでは次回をお楽しみに!
by pikayoshi72 | 2008-05-26 07:25 | ブログ


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