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第百十話「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」   エーロ・サーリネン

 1910年フィンランド・ヘルシンキに生まれる。13才のときアメリカに移住。エーロはミシガン州のクランブルック美術大学へ。エーロの父は建築家。しかも同校で教鞭をとる。その受講生の一人としてエーロは学ぶ。師弟の関係が親子とは珍しい。その後、イェール大学で建築学の学位を取得。1950年父親が他界するまで父親の建築事務所に勤務、古の日本の美徳、親孝行の鏡か。
 エーロは1951年独立して事務所を開設。1955年を皮切りにMITチャペル、GM技術研究所、IBMトーマス・ワトソン研究所など著名作品の数々。
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 中でも1958年の作品イェール大学ホッケーリンクは打放しコンクリート・シェル構造を用いた曲線的なスタイル。その曲線は20世紀を代表する未来的なデザインとして一世を風靡。ところが建築家エーロの作品は生存中しばしば建築界の権威者から無視され嘲笑の的とされたとのこと。日本の建築家菊竹清訓も同様、初期作品には世間の顰蹙を買い物議をかもしたことも。何か相通ずるものがありますね。
 エーロはアメリカを代表する20世紀の巨匠の一人と評価され世界を代表する建築家として名声を博す。1961年51才の若さで脳腫瘍のため死去。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2007-09-03 07:23 | ブログ


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