第百四話「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」 ルイス・カーン

 1901年ロシア帝国のエストニア地方のサーレマー島に住むユダヤ人の両親の2男1女の長男として生まれる。1906年家族でアメリカに移民、フィラデルフィアに定住。1924年ペンシルバニア大学美術学部建築学科を卒業後ヨーロッパ旅行に。1935年ルイス・カーンは建築事務所を開き居住建築プロジェクトを立ちあげ活動。その活動成果は1939年アメリカ合衆国住宅局顧問建築家に登用。8年後の1947年から10年間イェール大学で教鞭を執る。
 さて1953年打放しコンクリートによるイェール大学アートギャラリーの設計。建築家安藤忠雄は打放しコンクリートの荒々しさを強調したコルビュジェに対し端正な美しさを見出した対照的な打放しコンクリートであると。
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 1923年打放しコンクリートを建築デザインとして表現したのはフランスのオーギュスト・ペレ。以来30年を経て打放しコンクリートは荒々しさをもつコルビュジェと端正な美しさを表現したカーン、その両者に打放しコンクリートデザインの方向性と偉容を見出す。
 1965年のソーク研究所や1974年のバングラディシュ議事堂など著名作品多数。
 1965年デンマーク建築家協会・1971年アメリカ建築研究所・1972年イギリス王立建築研究所からそれぞれ金メダルを受賞。
 カーンは1974年ニューヨークのペンシルバニア駅で心臓発作のため死去。享年73歳。
 この頃、国内では田中角栄内閣の時代、第4次中東戦争が勃発。原油価格の暴騰で急激なインフレが始まり狂乱物価の時代でした。
次回をお楽しみに
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by pikayoshi72 | 2007-07-23 07:23 | ブログ


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