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第百二話   「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」    エドワード・トロハ

 エドワード・トロハは1899年スペインのマドリードで生まれる。1921年マドリード大学土木工学科卒業。トロハは天才的な構造デザイナーとして、スペインを中心とするヨーロッパ各地で活躍。中でも1935年の作品、マドリードのサルスエラの競馬場。打放しコンクリート・シェルの先駆的作品。シンプルで優美な構造体として未だに多くの建築家・構造家が高く評価。
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 合理的な美しい建築、その設計思想や手法は、建築家A・ガウディと並ぶともいわれています。
 トロハの考え方は何物にもとらわれない自由な発想のもとあらゆる手段を駆使して、合理的、経済的な美しい作品を作ること。
 1959年には国際シェル・空間構造学会IASSを創設し初代会長に就任。一層の活躍を期待されつつ1961年62才の若さで死去。
 国内では岸信介内閣時代、岩戸景気で経済成長が続き、高度・経済成長時代でした。時はめぐりその孫、安倍さんが総理大臣とは先のことは分からないですね。
 次回をお楽しみに。
by pikayoshi72 | 2007-07-09 07:25 | ブログ


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