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第九十七話「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」    ロベール・マイヤール

 1872年スイスのベルンで生まれる。1894年チューリッヒ連邦工科大学にて土木工学を学ぶ。1902年ローベル・マイヤールはデザイン建設会社を設立、10年後会社をロシアに移すが1917年のロシア革命のさなか、惜しくも会社が倒産。
 ロベール・マイヤールは、近代コンクリートアーチ橋の草別に留まらず、橋の芸術家として名声を博す。その代表作ザルギナトーベル橋、スイス東部グラウビュンデン州の渓谷に架かる橋で1930年に完成。
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 ロベール・マイヤールはそれまで鉄と石材が主であった橋の材料から鉄筋コンクリートを導入し、近代的なコンクリート橋を考案、設計したといわれています。そこで思い出すのが1905年オーギュスト・ペレ(フランスの建築家)、当時の建築様式であった石造をコンクリート造に変えて、ポンテニュー街にガレージを建築。最初の打放しコンクリート建築の生誕とよく似た一面を思い出しました。
 このザルギナトーベル橋、巾3.5m長さ132.3mの打放しコンクリートによる最初の橋として米国土木学会(ASCE)のHistoric Civil Engineering Landmarksに選ばれ、彼の手掛けた橋は47作品。いずれも単純化され、調和のとれた薄い打放しコンクリートのアーチ橋として評価されています。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2007-05-28 07:20 | ブログ


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