第九十六話「世界を代表する打放しコンクリート作品とその建築家」    ルドルフ・シュタイナー

 1861年クロアチアに生まれる。その人物像は神秘思想家で人智学の創始者といわれロストック大学で哲学博士号を取得。建築家とは程遠い分野で活躍。ゲーテ研究者としても知られています。自らが書き下ろした神秘劇を上演するための劇場を同志達と建設に取りかかるも外観のフォルムを残して病に倒れ、この世を去ってしまいました。
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 その作品はゲーテアヌム、1928年シュタイナーの思想・芸術を表現するにふさわしい建物として設計され、内外部とも打放しコンクリートで、その形状は打放しコンクリートの量塊をナイフで削ぎ落とした様な特異な形態として注目されました。このゲーテアヌムに感動した日本の建築家今井兼次は国内で初めてこの作品を紹介しました。ゲーテアヌムは打放しコンクリート作品としても世界的に高い評価を得たといわれています。
 一方、シュタイナーは人間観に基づいた独自の教育を行うためのシュタイナー学校を創設。世界70ヶ国・900校に及び、日本にも神奈川県相模原市にあるシュタイナー学園を始めとして複数校があります。意外と身近なものですね。
 この頃国内は田中義一内閣の時代。日本最初の普通選挙が実施された年でもありました。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2007-05-21 07:22 | ブログ


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