自然と共生した画期的小住宅“住吉の長屋”失われつつある都会の自然を住処に引き込む。しかも日照と通風を母体として、これが町屋の坪庭に通ずるとし、都会に歴史や日本的美意識を念頭においた建築を作る。その根本は打放しコンクリートにあり。 凡人にはこんな程度の理解が精一杯。建築家安藤忠雄は熱意と努力の主。仕事が暇な時はひたすら建築の本を読み、絵をかく。「金にはならんがやるからには徹底的にやる」、といったところがちがうところ。
さて、人物像ストーリーは一時お預けとして、建築家安藤忠雄の日本を代表する打放しコンクリート作品をご紹介します。最初は言わずと知れた“住吉の長屋”木造の3軒長屋の真ん中に建つ。日本建築学会賞を受賞した打放しコンクリートの小住宅。逸話としても今もって健在。引き続く数々の代表作品と輝く遍歴の一部を追ってみます。まず“六甲の集合住宅”その設定は大阪湾から神戸港にかけて一望することが出来る小高い斜面に立地。背後にせまる60度の急斜面。そこに段丘の集合住宅。 1983年の打放しコンクリートの日本を代表する作品にランク。集合住宅に初めて個人と近隣との階層組織を形成したもの。集合住宅のあり方に一石を投ずる。日本文化デザイン賞受賞。 次回をお楽しみに。
by pikayoshi72
| 2007-01-22 07:30
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