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第七十八話「打放しコンクリートの日本を代表する作品とその建築家」安藤忠雄-その3

“グレート安藤”若かりし頃の元プロボクサー安藤忠雄のリングネーム。その戦歴は23戦13勝3敗7分け。意外に強いですね。海外遠征はタイ国、それも付き添いなしの一人旅。こんな一回の海外経験がもっと広い世界を知りたいと駆り立てた。その目的はボクシングの武者修行ではなく“海外の建築を見る”。去りし日アルバイトの金で見に行った大阪や京都の民家や茶室“そうだ”世界の建築を肌で感じる。
 決意を新たにシベリヤ経由でモスクワから北欧の地フィンランドへ。この軍資金はボクシングのファイトマネー。この地を皮切りに半年間にわたりヨーロッパ各地を建築行脚。
帰国後、一息ついて1969年大阪で建築事務所をオープンするも仕事が薄く、事務所で寝転び読書の日々。この暇な時間が後々の役に立つとは、分からないものですね。こんな時代が背景となって建築家“安藤忠雄”が頭角を現す。かの有名な“住吉の長屋”これを切っ掛けとして、打放しコンクリートの住宅や商業建築に新風を吹き込む。
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その代表作品は、自然環境に配慮した住宅、階段に屋根がないため雨の日には傘をさして移動し、冷暖房もないため冬寒く夏暑い。使う側からしてみれば不便きわまりないが、自然と共生する大きなテーマを具現したもの。大建築家村野藤吾氏曰わく、「この家の設計は悪くはないが、任せた施主がえらい。賞をあげるなら施主にあげたい」。
あなたならどうします。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2007-01-15 07:19 | ブログ


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