第七十五話 「打放しコンクリートの日本を代表する作品とその建築家」 山本忠司

 香川県建築課長の経歴をもつ建築家山本忠司。同課長時代の1973年の作品「瀬戸内海歴史民俗資料館」は、日本建築学会賞(作品賞)を受賞、といった異色の建築家。
 さて、建築家山本忠司は「瀬戸内海の景観を建築を通じて再構築する」。先生のこんな思いで築いた作品は石積みと打放しコンクリートの量塊。
 この時代、日本列島改造論を唱える田中角栄内閣、地価上昇に加え第4次中東戦争勃発、石油危機に日本列島は急激なインフレ(狂乱物価)に見舞われ、世情は狂奔した頃でした。
1985年NTT、JTの発足と時同じくして設計事務所開設。その代表作、打放しコンクリートによる「瀬戸大橋記念館」は、日本を代表する打放しコンクリート建築として選ばれる。
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 この他、小豆島民俗資料館を始め、公共施設や民間施設など多数手掛け、地域社会の埋もれた歴史観に貢献、今後の活躍を期待されつつも1998年 享年75才でご逝去されました。
 ご冥福をお祈りします。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2006-12-18 07:15 | ブログ


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