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第七十二話 「打放しコンクリートの日本を代表する作品とその建築家」 原広司

 原広司先生は1936年川崎市に生まれる。この年2.26事件が発生、皇道派と称する陸軍青年将校が国家改造をめざして兵隊を率いて首相官邸と警視庁などを襲撃した大事件がありました。いまわしい軍国日本の始まりといわれています。
1959年東京大学工学部建築学科ご卒業。1964年同大学大学院建築学専攻博士課程修了後、同年東洋大学建築学科助教授を経て、1969年母校東京大学生産技術研究所助教授にご就任、翌年原広司+アトリエ・ファイ建築研究所と共同設計活動を開始。
 1987年那覇市内にある沖縄のシンボル「守礼門」、そこに隣接する那覇市立城西小学校を設計されました。
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 この那覇市立城西小学校は打放しコンクリートによる建物で沖縄の気候条件に呼応したもの。「教室と教室、中庭と廊下の構成は、淀んだ空間や見通しの効く空間でつなぎ合わされ、さらに屋根のスリットを通して光が射し込むなど、自然環境と同化しつついたるところに異なった空間を形成し、まったく趣を異にする空間を演出、沖縄の歴史的風土を醸し出す風景」をつくり出したもの。日本を代表する打放しコンクリート作品として知られています。
その他ヤマトインターナショナル、JR京都駅、新梅田シティなど有名作品も多数。
特筆すべきは原先生の薫陶を受けた門下生には山本理顕、宇野求、隈研吾、竹山聖、小嶋一浩等、日本を代表する建築家として活躍中!名著書は勿論のこと建築作品に対しても日本建築学会賞を始め数多くの受賞歴に輝いています。
人材の育成、お見事の一言につきますね。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2006-11-27 07:22 | ブログ


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