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第六十九話 「打放しコンクリートの日本を代表する作品とその建築家」 穂積信夫(穂積研究室)

 穂積先生は1927年にご生誕。ご高名な研究家として知られ打放しコンクリートの代表作品として1983年に建設された早稲田大学本庄高等学院。
日本を代表する打放しコンクリート建築として異彩を放つ。全体構成を次のように別ける。事務棟と大教室は公式の場、教科教室群は日常授業の場、食堂、図書館はハウスに囲まれた生活領域の場とし、この三つに別けた場の教室群を「店」とし、先生方が「店長」、学生を「お客様」と設定。
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先生は学生の興味をそそるいろいろな展示、パズル、由来、出来事などを企画して雰囲気と活気を盛り上げるという趣向。そして各棟が寄り添って町の通りを形作りイメージをもたせるという建物の物語性を実践明示したもの。科学的、合理的よりも、形の成り立ちや感動に重点を置いた作品としてその特異性が光る。
 数多くの作品の中でも田野畑中学及び寄宿舎は日本建築学会賞を受賞、その思想は「生活環境の異なる山の子と海の子が親しくなる機会と広場を中心とすることにある」といわれています。
 その他民俗資料館など一連の建築は地域住民の教育と交流の核となる異色の作品として高く評価されています。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2006-11-06 07:19 | ブログ


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