第五十七話「打放しコンクリートの日本を代表する作品とその建築家」 内井昭蔵

 内井先生のご出身は東京で早稲田大学、大学院を経てかの有名な菊竹清訓建築設計事務所に入所されました。
内井先生は建築家に留まらず京都大学、滋賀県立大学などで教鞭をとる傍ら1970年には打放しコンクリートの代表作品として桜台コートビレッジを設計、見事に日本建築学会賞を受賞されました。
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 横浜青葉台に建つ集合住宅“桜台コートビレッジ”は急な斜面を敷地として平坦な土地にしか建てられなかった集合住宅を丘陵地に建設し、建築と地形を一帯として活用した画期的な方法として注目を浴びました。
この頃、国内はベトナム戦争の余波を受け、いざなぎ景気に支えられ、消費生活への道へ!
当時3Cと称してカー(車)、クーラー、カラーテレビが一般家庭に普及していった時代でもありました。
“桜台コートビレッジ”は、まさに時代に対応した住処に夢を、打放しコンクリート建築によって具現した立役者といわれています。
内井先生は新発田市民文化会館、公民館や目黒不動前マンションなどいくつかの打放しコンクリートの名作品を世に送り出しました。
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 内井先生は2002年に逝去、ご冥福をお祈り致します。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2006-08-14 07:34 | ブログ


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