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第五十六話 「打放しコンクリートの日本を代表する作品とその建築家」 水谷頴介

 水谷先生は東京生まれの阪神育ち、神戸大学工学部建築学科から大阪市立大学大学院へ進む。都市計画がご専門だったとか。
 1959年に「都市計画同人TUR・水谷研究室」を立上げ、翌年には母校大阪市立大学工学部助手として、学者への道に進みました。かと思えば、ご専門の都市計画、全国町並保存連盟に加わりご活躍されたとか。
 そこで1968年に打放しコンクリート建築である四国物産本社ビルを設計。
当作品は見るからに未来の都市を想像させる夢あふれたもので、30代の意気揚々さを感じさせる作品で勿論、日本を代表する打放しコンクリート建築群の一つとされています。
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 話はもとに戻って、水谷先生は阪神とその近郊市町村の都市計画や町並保存に参画し貢献する傍ら、大阪芸大、九州芸大、神戸大学などで教鞭を執る、といったご多忙の活躍でした。
 先生は1993年、福岡にて逝去されましたが60年に満たない人生は少し短い気もします、感慨深いものがありますね。
 ご冥福をお祈りします。
 次回をお楽しみに。
by pikayoshi72 | 2006-08-07 07:24 | ブログ


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