浦部先生は関西を拠点に活躍した建築家。
打放しコンクリートについて関西の地域性を浦部先生はこの様に話しておられたとのこと。 つまり、打放しコンクリートに対し関東は構造を強調しているのに対し、関西は表面の仕上げに綿密さがある。 この理由は関西特有な古い歴史と遺産、これを根源として着物柄一つにも関西人の感覚が生み出すテクニックは関東人にはない。 この違いが織り成す作品に反映しているとのこと。 浦部先生の代表作品、1963年倉敷国際ホテル。 その佇まいは、伝統的街並みの美しさを残す倉敷に、打放しコンクリートのよる広い庇と蔵屋敷の白壁をモチーフとした外観、建物全体にわたって民芸調のデザインは、倉敷の町中に溶け込んだ優れた建築作品といわれていますね。 地域と環境に同化した建築作品は、人々の情感を刺激し自然との共感を呼び起こすとか。 関西の建築家代表浦部先生に注目。 次回をお楽しみに。
by pikayoshi72
| 2006-05-29 07:21
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