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第三十八話 「打放しコンクリートの日本を代表する作品とその建築家」 村野 藤吾

 建築界の巨匠・村野藤吾、関東の建築思潮に疑問を抱き、その活動は関西に置く。
同時代の巨匠・前川國男先生は関東の代表的な建築家として対比されたとのことです。
 打放しコンクリート建築、その最たる作品が広島世界平和記念聖堂     (1953年)。
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 この頃の我がふる里浜松、当時走っている自動車は少なく、道路脇に駐車しても駐車違反にならないよき時代。
左端の木造二階建ての建物が国鉄浜松駅、なつかしいなあ。
すいません横道にそれてしまって。
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 ところでこの打放しコンクリート建築は、丹下健三先生の広島平和会館記念陳列館の対極に位置する作品といわれています。
この打放しコンクリートで構成された聖堂は世界各国からの寄付で作られたカトリック教会、
打放しコンクリート柱・梁の構造体の壁面には、原爆の灰が含まれた土を使って作られた煉瓦を積み上げた造りで、二棟の一方の塔の高さは56mだそうです。
しかも、作品は随所に日本の伝統的意匠が織り込まれた打放しコンクリート、独特のデザインが醸し出す厳粛な空間は、見る人に感動を与える名作品といわれています。
この時代いまだ国内は戦後の復興期、木造バラック住宅が主流、巨匠建築家の作品との落差は天と地くらいに思えたものですよ。
 次回をお楽しみに。
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by pikayoshi72 | 2006-04-03 07:37 | ブログ


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