「ほっ」と。キャンペーン

第二十二話 打放しコンクリートの老化について“あれこれ” 「凍害」

 寒冷地特有の凍害、そのコンクリートの劣化症状にひび割れやそれに付随して起こす剥落・崩壊など知られていますね。
但し、温暖地ではデスクワークのレベルかなあ。
打放しコンクリートの外壁に亀甲状(亀の甲の模様)のひび割れを見たことがありますね。
それから庇、軒先、ベランダやパラペットの鼻先に現れた長手方向のひび割れ、これが原因でコンクリートの表面を浮かせてしまったり、それから白いはな垂れを起こしたりして見苦しいものにしてしまう困りもの。
この凍害、凍結したり溶けたりの繰り返しが多い程劣化症状が進行するんだそうです。
そこでよく知られている凍害の原因をお話します。

 前回にもお話したと思いますが、コンクリートは吸水性があること、つまり、コンクリートに内在する毛細管、“コンクリートは呼吸しています”と聞いたことありません?
生コンクリートが乾燥固化することにより練り混ぜた水が外部へ蒸発したあとに生じた現象、空気や水分の流通毛細管と言えるかなあ。
その毛細管に浸透した雨水(水分)が、温度低下によって氷に変わる時、体積膨張(水が氷になると体積が増える)によってコンクリートを破壊させてしまうこと。
e0030813_934531.jpg

 それから既にご存知のコンクリートの劣化原因である塩害、アルカリ骨材反応、乾燥収縮や中性化なども凍害の原因の一つとされています。

建築以外の土木の構造物では、寒冷地に使用される凍結防止剤の散布、これに起因して道路に付帯したコンクリートの表面がスケ―リング(表面のモルタル部分がフレーク状に剥離して砂利が出てしまっている状態)を起こすとされています。

 この様なことが原因となって凍害は、生活環境を守る土木、建築物に大きな影響を与えることになるんです。
暑さも寒さも自然現象とはいえ、対応はなかなか難しいですね。

 次回は最も身近な「カビ」についてお話しします。
お楽しみに
[PR]
by pikayoshi72 | 2005-12-12 07:41 | ブログ


<< 第二十三話 打放しコンクリート... 第二十一話 “打放しコンクリー... >>