「打放しコンクリートと共に」 その(121)

こんにちはpikayoshi72です。

今回は月刊建築仕上技術7月号の最終回、「5.光触媒の機能」から「6.おわりに」までをご紹介します。

5.光触媒の機能
 光触媒の塗布面に紫外線が当たると光触媒反応が起き、酸化力により塗布面に接触する有機物を分解する。例えば有機物としてカビ、細菌、藻、ウィルス、油脂、排気ガス、タバコの煙とヤニ、VOC、悪臭(アンモニア)などである。
 光触媒反応は酸化チタンを消費しないので反応による酸化力は減退しない。したがって、反応は半永久的に継続し酸化力による浄化作用も持続する。
 一般的に都市部での外壁の汚れは、油脂分とともにカーボンなどが付着した汚れが多く、光触媒によりこの油脂分が分解されて汚れ成分の付着力が弱められ雨により洗い流される。
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6.おわりに
 打放しコンクリート建築物のリニューアルに際して耐震性、耐久性、美観の維持を計るため、次のような機能が求められる。
 その主たるものは予測される地震災害に対する耐震補強である。特に打放し建築物においては耐震補強によって意匠性が著しく変わる部位が発生することがあり、この部位に対して違和感のない仕上げを施す必要性がある。
 都市部の環境悪化に伴う、打放しコンクリート表層面の汚れの付着は単なる美観を損ねるに留まらず、建築物としての品質まで低下させる。留まることのない環境汚染に対して光触媒の効果は十分期待ができる。
 本システムを構成する再生工法は文化遺産とも言われる本建物の風化と劣化損傷に対して劣化度の評価と判定に従った軽、中、重のシステム工法による汚染対策を施したところに特長がある。
 光触媒機能付与による表層面の付着汚染物の分解作用と親水性によるセルフクリーニング機能は、打放しコンクリート建築に求められた表層面の美観の保持と耐久性を両立させ、品質の維持保全を確保、良好な周辺環境の維持向上にも寄与した再生新システム工法である。
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 次回は、月刊建築仕上技術2010年10月号、特集:室内空間を豊かにする内装塗り仕上げと題して「小規模打放し建築に対応するノンクリート打放し意匠仕上げシステム」を2回に分けご紹介します。

10月14日午後2時40分ごろ、静岡市の工場で「高所作業車のゴンドラと、天井の鉄骨に男性2人が挟まれた」と119番があった。2人は工場内の火災報知機の設置を請け負っていた静岡市の白川幹彦さん(66)と、山下勝巳さん(60)で、間もなく死亡した。静岡県警清水署は事故とみて詳しい原因を調べている、とのことです。当社も仕事柄、高所作業車を使用することがあります。十二分に気をつけなければ、、、

それでは次回をお楽しみに!

打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!
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by pikayoshi72 | 2010-11-01 09:49 | ブログ


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