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「打放しコンクリートと共に」 その(117)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、月刊リフォーム2008年8月号、特集:省エネルギーの先端技術を探る、「次世代省エネを具備したリニューアルシステム工法、打放しコンクリートEcoシステム」の最終回「4.Ecoシステムの流れ」から「7.おわりに」をお送りします。

4. Ecoシステムの流れ
 外観調査報告書に基づき省エネ工法を選定する。
 施工は図-1の順序で行う。
①表層面の素地調整は高圧水または温水による洗浄。
②洗浄乾燥確認後、NY-606(表面強化剤)を含浸塗布。
③表層面全域に散在する劣化箇所の調合樹脂モルタルによる処理。
④NY-ヒートカット(遮熱調合材)の全面塗工。
⑤型枠模様の造成
⑥高耐久性防水材・フッ素樹脂またはアクリルシリコン樹脂の選定塗布。
⑦NY-セラクリーンまたは光触媒の選定塗布。
 各工程に要する乾燥養生に十分配慮し各工程毎に検査の上、次工程の施工をするものとする。
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5.NY-ヒートカットの機能
 劣化損傷した打放しコンクリート表層面を強固な樹脂モルタルで修整後、全面にわたりNY-ヒートカット(遮熱フィーラ)を塗工する。NY-ヒートカットは打放しコンクリート表層面の色調に合わせ、意匠性回復を可能とした遮熱性の高いフィラーで構成され、打放しコンクリート表層面の意匠性と色調に適合させたものである。NY-ヒートカットは太陽光スペクトルのうち高い熱作用の近赤外線を効率よく反射・散乱させ太陽熱を抑制するため、遮熱効果が大きく温度を10℃~20℃程度まで低減させる機能をもつ。しかもトップコートにNY-セラクリーン(または光触媒)の採用によって汚染物質は降雨によって流されてしまうため、汚染物質の付着がない表層面は太陽熱が吸収されにくく遮熱効果は大きい。

6.立地環境とセルフクリーニング
 市街地の密集した建物に囲まれて立地する打放しコンクリートは、終日日射の当たらない部位がある。光触媒(図-2)は表面に太陽光が照射されることによって、表面に水酸基が発生し親水性となる。
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 この親水性の雨水が光触媒の作用で分解された汚染物の間に流入し付着した汚染物を流しおとす。一方、日射の届かない立地条件下にある光触媒の汚染除去作用は低減される。NY-セラクリーン(表-2)はこの様な立地条件下であってもセルフクリーニング機能に支障のない特長をもつ、メチルシリケートを特殊な条件で加水分解した無機コーティング材で、トップコートとして塗布することによって無色透明の親水性塗膜を形成し、光触媒と同様に付着した汚れは雨水によって除去される。(表-3)
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7.おわりに
 打放しコンクリートの省エネ・エコ対策は、避けて通ることが出来ないところまで来た。深刻化する温暖化現象は生活環境の悪化を招き、それに伴う多様な劣化作用は打放しコンクリート表層面を直撃し、美観の喪失と耐久性の低下を招く。打放しコンクリート表層面を遮熱し温度抑制と自浄機能を付与することによって、生活環境と汚損の改善が計られる。
 NY-セラクリーン(または光触媒)による打放しコンクリート表層面のセルフクリーニング機能は汚れの除去による美観の回復に止まらず、クリーニングに要する経済的損失とエネルギーの消費を抑制し、生活環境の向上に果たす役割は大きいといえる。今日まで打放しコンクリートの宿命とされてきた劣化汚損に対し、遮熱機能とセルフクリーニングの具備実用化によって、抱える温暖化対策に伴う省エネ・Ecoに一歩近付けたといえるのではないだろうか。

 次回は、月刊建築仕上技術2009年7月号、特集:コンクリート素地を生かす仕上げ材料・工法最新動向「打放しコンクリート最新システムの融合」を2回に分けお送りします。

 さて、この年の重大ニュース、9月1日、福田首相は首相官邸で記者会見し「この際、新しい体制の下、政策実現を図らなければならない」と述べ、退陣を表明した。
総理の言葉は「ひとごと」のように聞こえると言われ、「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなた方とは違うんです」と言った。あ~ぁ、日本の政治はどうなるのでしょうか?


 それでは次回をお楽しみに!

打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!

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by pikayoshi72 | 2010-04-05 07:20 | ブログ


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