「打放しコンクリートと共に」 その(109)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第5回「4.ライフサイクルを基とした仕上げシステム」をご紹介します。

4.ライフサイクルを基とした仕上げシステム
 補修・再生材料およびその複合仕上げを踏まえて、美観と耐久性を確保するための表層面の仕上げを目的に、打放しコンクリート建物のライフサイクルを設計・施工・維持保全に大別し、それに対応すべき表層面の仕上げシステムを検討した。
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 図-22の調査結果に示されるように、施工から改修に至る経過年数において、竣工後20~30年程度の時期に改修工事を行う傾向が見られる一方、竣工後数年での補修もあるが、新築時の不具合が原因となったものが大半である。こうしたことからライフサイクルに応じた段階別の仕上げが必要である。
 以上の観点より検討した結果、その概要を図-23に示す。
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図中に示したように、施工から竣工までに施される仕上げをSTEP1、築後の経年・改修期に施す仕上げをSTEP2として分類する。
 以下にそれらについて述べる。

4.1仕上げシステムSTEP1
 フローチャートを図-24に示す。
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 ここで意図した仕上げ技術は、脱型時点の不具合の補修から耐久性向上のための表層面仕上げまで一貫性をもたせ、設計施工段階で予測不可能な表層面の事象やジャンカ、コールドジョイント、色むらなどの不具合の発生に対しても合理的に応急処置する。
 図中には、主な使用材料と作業内容を併記している。使用材料については、意匠性や耐久性から要求される性能を考慮して選定したもので、後述する表-10に示す品質・性能データに対応するよう記号(数字)で表示する。なお、充填モルタルや色調調整用ペーストおよび消去材など一般化していない用語で記述しているが、表現上、本文ではそのように呼ぶこととした。
 特に不具合部の処理においては、単にモルタルやペーストを施すことではなく、消去材により不具合部を健全部に合わせて修復する。すなわち、打放しコンクリート表層面に点在した不具合に対して、それぞれに不具合箇所周辺の生地色に適合した材料によって、不具合箇所の痕跡を残さない修復とし、打放しコンクリートの表層面と違和感のないものとする。
 最終工程での表層面仕上げは、耐候性防水材の塗布による美観の長期的維持と耐久性の向上を付与する。

4.2仕上げシステムSTEP2
 フローチャートを図-25に示す。
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 築後の経年劣化の程度に応じて分別する。劣化が軽度の場合には、汚染物の除去を主とした素地調整の上で表層面仕上げを施し耐久性を付与する。
 これに対して、中度・重度の場合には珪フッ化物を主成分とした強化剤をコンクリートに塗布含浸して表層面の強化を図り、次いで劣化部を充填材により処理する。重度の場合には、さらに中性化抑制剤を塗布したのちに、型枠模様を復元し、美観の長期的維持と耐久性付与するため最終工程で表層面の仕上げをする。

4.3補修材料
 補修材料の品質・データ概要をとりまとめた結果を表-10に示す。
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4.4具現化の一例
 脱型直後の不具合に対して、STEP1にもとづき施工した一例を写真-9に示す。
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 不具合が消去され、健全部との違和感のない打放し表層面が修復された。
 一方、築後35年の経年劣化によって発生した不具合に対してSTEP2にもとづき施工した例を写真-10に示す。
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 打放しコンクリート表層面を覆う汚れと各部位に生じたエフロレッセンスの析出、鉄筋露出など、これらの不具合に対し躯体と違和感のない補修がされ、さらに型枠模様の復元造成後、表層面に超耐候性アクリルシリコン樹脂トップコートを塗布した。

4.5まとめ
 打放しコンクリート表層面の美観の確保とその持続性・耐久性にかかわる維持保全対策として、打放しコンクリート建物のライフサイクルに対応させた表層面の仕上げシステムを構築するとともに具現化の一例を示した。

 次回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の最終回「5.おわりに」をお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、7月5日、北朝鮮は日本海に向け計7発の弾道ミサイルを発射しました!

 それでは次回をお楽しみに!

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by pikayoshi72 | 2010-02-08 07:18 | ブログ


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