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「打放しコンクリートと共に」 その(97)

こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、光アライアンス2005年3月号製品技術紹介「ノンクリート打放しボード外装用断熱タイプ」を2回に分けご紹介します。
本日は第1回「1.はじめに」から「3.内断熱と外断熱」をご紹介します。
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1.はじめに
 打放しコンクリートは、国内外の著名な建築家により歴史的な建造物に広く採用されてきた。その背景は構造体としてのコンクリートの特性にも大きく関わるが、コンクリート自体が持つ素材としての重厚感と簡素な造形の美しさが卓越していることにある。
 こうした素朴な仕上げにもかかわらず打放しコンクリート建築の施工においては、万全の施工管理と、細心の注意を払ってしても、不具合の発生は避けられない。
 このような観点から、打放しコンクリート表層面は意匠性や耐久性に関わる極めて重要な部分といえる。
 不具合に対応した補修、経年劣化に適応した再生技術の外、最近の環境汚染による打放しコンクリート表層面の汚れの付着は著しく、竣工後数年で意匠性まで阻害する例など美観の維持保全上大きな問題として提起されている。
 このようなことを背景に、新築時の脱型直後の表層面に生じた不具合と劣化外力を直接受け、劣化進行の起点となる汚染物の付着に注目し、打放しコンクリート表層面の不具合と経年劣化に対応した補修・再生の技術工法が開発された。
 これらの不具合対応工法や経年劣化により発生した不具合に対して行われる補修・再生工法を応用し、窯業系のサイディングボードに導入開発されたものが『ノンクリート打放しボード』である。
 ノンクリート打放しボードは内装・外装の仕上げ用建材として構成され、Pコンと呼ばれる穴がリアルに再現してある。また、内装用はケイカル板でホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆を取得。外装用は窯業系のサイディングボードで不燃認定も取得している。
 用途としては、今まで高価で技術的にも困難とされる打放しコンクリートに替り、一般店舗の内装やモデルルーム、木造や鉄骨造など比較的小規模な打放しコンクリート意匠の内外壁として利用されている。

2.ヒートアイランド現象
 都市の中心部の地上気温が周辺部より高くなる現象をヒートアイランド現象という。都市内外の気温差は1年を通じてあるが、とくに風のない夜間は差が大きく、また夏よりも冬のほうが温度差が大きいという傾向がある。
 その主な原因は、①アスファルトの道路は昼間の太陽の熱射で深層まで高温となり、夜間に蓄積された熱が放出されること②樹木は大量の水を空気中に吐き出しており、緑地面積が小さくなると植物や地表からの水分の蒸発量が減少し、蒸発潜熱が減少すること③都市への人口の集中により各種のエネルギーの使用量が増え、排熱量が増加すること④高層建物などの壁面で熱が多重反射するため都市の構造物が加熱され易くなることなどがあげられる。
 これらのことが悪循環になって、都市部の気温は年々上がり続けている。
 その対策としては、車の排気ガスの排出抑制、工場で発生する排熱の回収、住宅建設における断熱材の使用、太陽エネルギーの使用、風力発電システムの導入、ゴミ焼却排熱の利用などの人工排熱の低減化、緑の倍増、道路の沿道の緑化、建物の屋上の緑化、多自然型河川の造成、雨水の涵養と湧水の安定などの都市における緑や水辺の保全があげられる。

3.内断熱と外断熱
 前記したような環境問題を背景として、一般的な建物においては省エネ目的の断熱材が採用されている。その多くは内側に断熱層を設ける内断熱工法がほとんどである。
 内断熱は断熱材側の躯体温度が外気温と同じになり躯体内に高湿度あるいは結露状態ができやすく、湿度90%以上ではカビを発生させ、カビを餌とするダニの繁殖にもつながる。
 一方外断熱工法は、躯体内高湿化、結露発生の防止に有効的で、冷暖房効率も効果的で、太陽光の吸収・蓄熱作用を遮断し、温度上昇を抑制する効率的な工法である。(図1参照)
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 次回は、最終回「4.ノンクリート打放しボード外装用断熱タイプ」、「5.まとめ」をお送りします。

 さて、この年の重大ニュース、3月25日~9月25日の会期で、「愛知万博」愛・地球博が開催された。テーマは「自然の叡智」、サブテーマは「宇宙、生命と情報」「人生の『わざ』と知恵」「循環型社会」と抽象的でわかりにくいものとなっていました。 出展費用が無料で支援費が出ることもあり、発展途上国からも多数の参加がありました。目玉は冷凍マンモスで、総合的な万博は35年ぶりの開催。2200万人が来訪したが、 「食中毒対策の一環」と称して当初手作り弁当の持ち込みが禁止されましたが、さすがに疑問の声が多く出たため、最終的にはお弁当の持ち込みは可能となりました。

 それでは次回をお楽しみに!

 打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!
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by pikayoshi72 | 2009-11-16 07:18 | ブログ


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