「打放しコンクリートと共に」 その(84)

こんにちはpikayoshi72です。

 今回は月刊PROOF、特集:打放しコンクリートの仕上げと保護「保護再生技術の現状」を3回に分けご紹介します。本日はその第1回「1.はじめに」、「2.打放しコンクリート仕上げ・LC(ライフサイクル)について」をご紹介します。
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1.はじめに
 素朴で重厚感を合わせもつ打放しコンクリート。その魅力に反して、入念なコンクリート打設にも拘らず、脱型したコンクリート表層面には様々な不具合が生じ、打放しコンクリートとしてのファサードを著しく阻害する。
 大きく分けて打放しコンクリートに求められる要素は、外観と耐久性と言える。
 新築時に於いては、躯体表層面と意匠性を保護するための保全技術であり、一方、経年劣化した打放しコンクリートにあっては、再び新築時の躯体表層面の強化と意匠性回復を期した耐久性付与によるリニューアルである。
 打放しコンクリートの新築時から経年劣化に至る環境作用による劣化現象のデータは少なく、他の建築作法と全く異なった仕上げ構成ゆえに、新築時に付与する保護手法とリニューアルへの対応技術は研究課題の一つであろう。
 では、打放しコンクリート仕上げの脱型時より始まる保全技術と経年劣化による再生技術に至る一貫した保全とリニューアルを構成するシステムについて提案する。
 新旧打放しコンクリートに対応した各々の仕上げ技術は新築にあっては維持保全の役割を与え、劣化損傷したものには再び甦らせ健全化する。快適な居住空間の再生は、衰退する街づくりの復活と良好な社会資産の構築に供し、スクラップアンドビルドを抑制することにより地球環境の保全にも貢献する。
 打放しコンクリート仕上げの計画・設計から改修・再生に至るまでの要点を21のキーポイントにピックアップし、PEC21・パーフェクトエンジニアリングドコントロールとして、これらを打放しコンクリートのライフサイクルに纏めた。

2.打放しコンクリート仕上げ・LC(ライフサイクル)について
 使用者・設計者・施工者により構成し、各々の立場から求められる要領項目を抽出し、新築打放しコンクリートを脱型から仕上げのトップコートまでの責任を明確化し一貫性をもたせる。脱型するまで予測不可能な表層面に生じるジャンカ・コールドジョイント・色ムラや目違いなどに対し、対応処置を事前想定し、完璧な打放しコンクリート仕上げとする過程をSTEP-1とする。
 次に築後、経年劣化した打放しコンクリート仕上げを甦らせる若返り過程による改修をSTEP-2とし、STEP-1とドッキング、打放しコンクリートのライフサイクルとし体系的に構成したものである。
 打放しコンクリート仕上げ・LC(ライフサイクル)に於ける2システム対応図を図1に示す。
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 次回は月刊PROOF、特集:打放しコンクリートの仕上げと保護「保護再生技術の現状」の第2回「3.新築対応 打放しコンクリート仕上げシステム・STEP-1」をご紹介します。

 さてこの年の重大ニュース、韓国、日本の共同開催と言うことで、第17回サッカーワールドカップ が行われました。日本は、6月4日、埼玉スタジアムでベルギーと2-2で引き分けW杯初の勝ち点1をあげ、さらに9日のロシア戦で1-0で初勝利、14日のチュニジア戦も2-0で勝ち、予選1次リーグを1位で抜けましたが、決勝トーナメントでは1回戦で敗れてしまいました。

 それでは次回をお楽しみに!

 打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!
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by pikayoshi72 | 2009-08-17 07:20 | ブログ


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