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「打放しコンクリートと共に」 その(130)

こんにちはpikayoshi72です。

本日紹介します内容は2011年4月発行の「建設物価」建築資材情報・別冊で、国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されるデータベースシステム「NETIS」の登録資材・工法紹介について紹介されたもので、当社の登録工法である「CDFシステム」を2回に分けお送りします。
今回はその第1回、「NETISとは」から「CDFシステムの概要」までをご紹介します。
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NETISとは
国土交通省が、新技術活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)を整備したものです。NETISは、国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されるデータベースシステムです。
当社では「CDFシステム(落書き・張紙防止対策技術)」をNETISに新技術・新工法として登録させていただきました。

それでは「CDFシステム」を紹介させて頂きます。

【はじめに】
「CDFシステム」は、繁華街を中心とした建築外壁、歩道側壁、鉄道の架道橋、地下道や公衆便所などの建造物に落書き・貼り紙の被害が多発常態化しているなかで、落書き・貼り紙をしない、させないための事前防止対策を軸に、再度の落書き・貼り紙を抑止し、壁に落書きや貼り紙をされても容易に消去、除去が出来ることを目的に開発された技術で、ニチエー吉田(株)とJR東日本が共同開発した新技術である。

【落書き・貼り紙対策の現状】
 建造物表面の落書きの多くは、手の届く範囲内に書かれていることが多い。人目に晒されることのない深夜などに短時間で行われるとされ、貼り紙についても強固な付着力を持つ糊を使用し容易に剥がすことが出来ないものが多い。こうしたなか従来から地方自治体主導による消去・除去作業の推進が図られ、地域住民、塗料メーカーやボランティア団体の奉仕活動などによって消去・除去作業が行われている。落書き消去作業の殆どは表面を塗装隠蔽する方法によるもので、その人的負担と消去に要する多量の塗料等の調達には、厳しい経済情勢と相まって対応が困難になりつつあるのが現状である。
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【CDFシステムの概要】
 「CDFシステム」は、落書き・貼り紙の現状を踏まえて、従来より繰り返し行われてきた落書き消去方法や貼り紙除去方法を根本的に変えるもので、新たに予防的要素を取り入れた新技術である。
1.落書きし難い機能
2.落書きされたとしても簡単に除去が可能
3.強固に付着した貼り紙も容易に剥がすことが可能
4.糊などの残存物がなく、繰り返しの落書き・貼り紙に対し長期にわたり抑制防止機能を合わせもつ。
以上の抑制防止機能を有した「CDFシステム」は恒久型 落書き・貼り紙対策システムで構成されている。
当システムの適用範囲はコンクリート建造物にだけに限らず、レンガ、シャッター、スチールやプラスチックにも施工が可能で且つ低コストである。

次回は、最終回「CDFシステム(落書き・貼紙防止対策技術」の「CDFシステムの工程」から
「CDFシステムの展望」までをご紹介します。

  京都大のチームがマウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)、ES細胞(胚〈はい〉性幹細胞)それぞれの万能細胞から精子をつくり出すことに成功したそうです。その精子を使って受精、出産にも成功。万能細胞からつくった精子について、生殖細胞としての働きを確認することができたのは初めてという。8月5日の米科学誌セル電子版に掲載されました。すごいですね!!科学の世界は!

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-08-08 07:00 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(129)

こんにちはpikayoshi72です。

本日紹介します内容は2011年7月15日発行の建築仕上技術7月号で、特集:打放しコンクリートの保護・仕上材料最新動向と題して「省エネ対応型打放しコンクリート再生工法」を2回に分けお送りします。
今回はその最終回、「4.打放しコンクリートEcoシステムの流れ」から「5.おわりに」をご紹介します。
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5.おわりに
 経年劣化した打放しコンクリートの再生技術として、40年余りの実績を重ねてきた打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)は、今日までタブーとされてきた打放しコンクリートの外断熱機能を付与し、しかもセルフクリーニング機能まで具備した新技術である。
打放しコンクリート表面を外断熱で覆うことは意匠性を喪失し、今まで全く考えられないこととされていた。打放しコンクリートのその多くは建物の内側に適用される内断熱工法で、断熱材側の躯体温度が外気と同じになり躯体内は高湿度になり結露状態ができやすく、湿度90%以上ではカビを発生させ、カビを餌とするダニの繁殖にも繋がるとされている。この躯体内高湿化や結露発生の防止対策として、建物の外側から断熱を施す外断熱により室温の高温暖化を抑制することが可能となった。省エネとエコが叫ばれて久しいが今回の災害を機に将来、打放しコンクリートの外断熱とセルフクリーニング機能は不可欠の要素となると考えられる。
太陽熱の温度抑制機能と、雨水による自浄機能を具備し省エネ・エコに徹した打放しコンクリートの新技術である。

次回は、日にちが前後しますが当社でNETIS登録しました「CDFシステム(落書き・貼紙防止対策技術」をご紹介します。

 76人の犠牲者を出したノルウェーの連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)は22日の事件直前、1518ページの大量の声明文書をネット上に公開していた。なぜ、どうやってテロを計画・実行したのか。容疑者は無罪を主張!Asahi.comから引用、とんでも無いですね!!!

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-08-04 09:02 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(128)

こんにちはpikayoshi72です。

本日紹介します内容は2011年7月15日発行の建築仕上技術7月号で、特集:打放しコンクリートの保護・仕上材料最新動向と題して「省エネ対応型打放しコンクリート再生工法」を2回に分けお送りします。
今回はその第1回、「1.はじめに」から「3.打放しコンクリート・外断熱と意匠性を両立させた新技術」までをご紹介します。
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省エネ対応型再生工法

打放しコンクリートEcoシステム

1.はじめに 
 マグニチュード9.0の地震と巨大な津波によってもたらされた東日本大震災は、日本に留まらず世界にも多大な影響を与えた。福島第1原子力発電所の大事故は、今までの生活環境を一変させる事態を招き、発電量の3割を原子力エネルギーでまかなって来たとされる電力は夏期を迎え供給不足が懸念される。日本国内の経済に与える影響は、計り知れない事態が想定され、節電対策は日常活動に大きな支障を投げかけ、全ての分野でのあり方が問われている。今まで建築物に対する省エネは、快適な居住環境に関心が集中し、節電対策が論ぜられる事は少なかった。一挙に到来した節電社会の出現は打放しコンクリート建築の今後のあり方に大きな関心を呼び起こした。特に打放しコンクリート建築にあっては意匠性の否定に繋がる外断熱によって覆われる仕上げ手法が鍵となっている。
2.打放しコンクリートの外断熱の実態 
 打放しコンクリート建築に於ける外断熱の有用性は、以前から一部の専門家に於いて指摘されつつも、その関心はオール電化時代の流れに翻弄され今日に至った。東日本大震災による電力不足は打放しコンクリート建築の外断熱の重要性を一挙に浮かび上がらせその緊急性が表面化した。
 一般的に国内の建築物の断熱対策は外気による室温の上下を調整する内断熱が主流とされて来た。
 打放しコンクリートに於ける外断熱の有用性については従来より関心が低く、意匠性に力点が置かれ今日まで話題になることはなかった。一方、経年劣化による打放しコンクリート外壁の再生工事現場で耳にする事の一つに、冬寒く夏暑いこと。しかも、使用者や居住者の共通した問題は結露とそれに伴うカビの発生に悩まされていることである。打放しコンクリート外壁自体が直接外気に触れ、外壁と室温の温度差によって生じる結露は快適空間を著しく阻害して来た。このような実状を背景として打放しコンクリートの外断熱の重要性が緊急課題としてクローズアップされた。外断熱機能と意匠性を具現化し両立させ得る手法が不可避である。打放しコンクリートの生命線ともいえる意匠性と外断熱手法による再生復元工法の確立が強く求められている
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3.打放しコンクリート・外断熱と意匠性を両立させた新技術 
 経年劣化した打放しコンクリート若返りシステムをベースに、打放しコンクリートに外断熱とセルフクリーニングを具備した省エネ工法を開発上市した。打放しコンクリートに備わった素肌の意匠性、この素朴な重厚感は打放しコンクリートそのものを強く意識させ欠かすことは出来ないものである。この素肌の意匠性を外断熱で覆うことは打放しコンクリートの意匠性を喪失するものとし不可能とされてきた。この困難な課題をクリアー、打放しコンクリートに外断熱を施し、意匠性を復元したものである。
 本稿は、経年劣化した打放しコンクリートを躯体から改修し、新たに外断熱を施し意匠性を復元、太陽熱の大幅抑制機能を付与5°~15°の温度低下を促し結露や防湿に留まらず節電に寄与し、加えてセルフクリーニング機能まで備えた省エネ・環境対応型の新技術である。
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 次回は、月刊建築仕上技術2011年7月号、の最終回、特集:打放しコンクリートの保護・仕上材料最新動向、「省エネ対応型打放しコンクリート再生工法」、「4.打放しコンクリートEcoシステムの流れ」から「5.おわりに」をご紹介します。

中国の高速鉄道事故をめぐって26日、インターネット上での怒りの声が高まり未だ収まらず国民の神経が過敏になっている、事故責任に対しての要求が増えていく中で、同国指導者の世論管理の難しさが浮き彫りとなっている。中国の新幹線どうなんでしょう?

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-07-27 09:52 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(127)

 こんにちはpikayoshi72です。

 本日紹介します内容は2011年2月17日発行の建築技術2月号、テクニカルビューで紹介されました「建造物への落書き・貼り紙抑制防止工法・CDFシステム」を2回に分けお送りします。
 今回はその最終回、【CDFシステムの概要】から【おわりに】までをご紹介します。

【CDFシステムの概要】
 「CDFシステム」は、落書き・貼り紙の現状を踏まえて、従来より繰り返し行われてきた落書き消去方法や貼り紙除去方法を根本的に変えるもので、新たに予防的要素を取り入れたものである。①落書きし難い機能、②落書きされたとしても簡単に除去が可能、③強固に付着した貼り紙も容易に剥がすことが可能、④糊などの残存物がなく、繰り返しの落書き・貼り紙に対し長期にわたり抑制防止機能を具備。抑制防止機能を有した恒久型 落書き・貼り紙対策システムである。
当システムの適用範囲はコンクリート建造物にだけに限らず、レンガ、シャッター、スチールやプラスチックにも施工が可能で、且つ低コストである。

【CDFシステムの構成】
 建造物の表面は、エマルション系塗料、セメント系塗材や複層塗材やタイルなど、多岐にわたる仕上げ材が用いられているのが現状であるが、「CDFシステム」は意匠性を損なうことのない耐久性のある材料で構成されており、新・旧建造物表面の仕上げ材に対し、適合したプライマーを選定出来るところに特徴がある。
 各種の仕上材と当社プライマーの選定を誤ると機能喪失だけに留まらず、中塗り材・上塗り材にも影響を及ぼすので、最も注意を要するところである。
構成を表-1に示す
【CDFシステムの構成】
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【CDFシステムのフロチャート】
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【CDFシステムの効果】
 「CDFシステム」施工後に書かれた落書きは、落書き・貼り紙抑制防止層の撥水効果により、落書きは弾かれ拡散流下し、残存したスプレー塗料は絵文字が形成されず、除去作業は極めて短時間で完了させることが出来る。貼り紙も容易に手で剥がすことが可能となり、従来の様な落書き・貼り紙は激減し美観を維持している。
落書き・貼り紙に対する消去、除去作業に要するコストは大幅に節減され、周辺環境の向上に寄与することが出来たといえよう。
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【おわりに】
 建造物の美観保護と良好な周辺環境維持保全は、地域社会における生活の快適さを具現する上で最も重要な要素である。
総べての建造物は勿論のこと、繁華街・公園・道路擁壁や架道橋など至るところに蔓延した落書き・貼り紙は「CDFシステム」を施工することにより、繰り返しの消去・除去作業が大幅に軽減され且つ抑制防止効果により、落書き・貼り紙に対する二つの除去効果である「し難さ」と「剥がし易さ」が実証された。「CDFシステム」の目指す再発抑制防止に繋がったことは予想外の成果として周辺住民から高い評価をいただいたことを、ここに付記する。
尚、本「CDFシステム」は国土交通省NETISの新技術として登録され、今後一層の生活環境の向上と維持保全に貢献できるものと信じている。

 次回は、建築技術2011年2月号テクニカルビュー、「建造物への落書き・貼り紙抑制防止工法・CDFシステム」の最終回、【CDFシステムの概要】から【おわりに】をご紹介します。

  1963年にレコードデビューした、イギリス ロンドンのロックバンド、ローリング・ストーンズが1990年2月14日ワールドツアーの一環で日本に初来日し、追加公演も含め10公演催されました!

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-02-14 08:57 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(126)

 本日紹介します内容は2011年1月17日発行の建築技術2月号、テクニカルビューで紹介されました「建造物への落書き・貼り紙抑制防止工法・CDFシステム」を2回に分けお送りします。
今回はその第1回、【はじめに】から【落書き・貼り紙対策の現状】までをご紹介します。
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【はじめに】
 ニチエー吉田(株)、JR東日本は、繰り返し行われる落書き、貼り紙抑制防止工法を共同開発した。繁華街を中心とした建築外壁、歩道側壁、鉄道の架道橋、地下道や公衆便所などの建造物に落書き・貼り紙の被害が多発常態化している。
しかも繰り返し行われる建造物への落書き、貼り紙は景観を損なうだけでなく、地域社会の生活環境の汚染や悪化を招き、建造物の資産価値低減につながるなど大きな社会問題となっている。
現状は、これらの落書きを消去するには、一般的に落書きの上に塗料を塗布して隠蔽したり、シンナーなど溶剤によって消去することが行われているが、これらのために多大な労力と経費が費やされている。
一方、貼り紙は強固な糊によって貼り付けられているため、貼り紙除去後も糊跡の完全な除去は困難で放置されているが現状である。
このような状況を背景にして、落書き・貼り紙をしない、させないための事前防止対策を主体に、再度の落書き・貼り紙を躊躇断念させ、弾き残存した落書き塗材や貼り紙の糊跡を容易に消去、除去が出来ることを目的に開発されたものである。

【落書き・貼り紙対策の現状】
 建造物表面の落書きの多くは、手の届く範囲に書かれていることが多い。人目に晒されることのない深夜に短時間で行われ、貼り紙についても強固な付着力を持つ糊を使用し容易に剥がすことが出来ないものが多い。従来から地方自治体主導による消去・除去作業は周辺住民、塗料メーカーやボランティア団体の奉仕活動などによって消去・除去作業が行われているが、落書き消去作業の殆どは塗装作業によるもので、その負担と消去に要する多量の塗料などの消去・除去作業は厳しい経済情勢と相まって、対応が困難になりつつあるのが現状である。
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 次回は、建築技術2011年2月号テクニカルビュー、「建造物への落書き・貼り紙抑制防止工法・CDFシステム」の最終回、【CDFシステムの概要】から【おわりに】をご紹介します。

  1965年2月7日、アメリカ合衆国はベトナム解放戦線の攻撃を受け85人の米兵が死傷したのに対し、ジョンソン米大統領は報復命令発令、米軍機が北緯17度の停戦ラインを越え北ベトナム領内への爆撃(北爆)を決行しました。ついにベトナム戦争の始まりです!

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-02-07 08:01 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その (125)

こんにちはpikayoshi72です。

 本日紹介します内容は2011年1月15日発行の建築仕上技術1月号で、特集:既存建物の長寿命化仕上げ技術と題して静岡県庁東館大規模耐震対策工事時を例にとり題して「若返りシステムによる打放しコンクリートの長寿命化」を2回に分けお送りします。
今回はその最終回、「4.フロー図」から「6.おわりに」までをご紹介します。

4.フロー図
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5.施工前及び施工後21年経過現況

5-1築後19年経過
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      表層面の劣化汚損状況          梁に発生した汚れの付着と縦に走るひび割れ

5-2施工後、21年経過、2010年11月16日現在撮影
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        写真-3 西面の外観状況          写真-4 西面の外観状況

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                      写真-5 東面の外観状況

表層面のトップコートの劣化による汚れの付着や不具合の発生は僅少で補修を要する段階ではない。

6.おわりに
1960年代以降の高度成長経済時代に建築された打放しコンクリート建築物の多くは、維持保全対策が施されることなく放置され、表層面の経年劣化が顕在化し、汚れの付着やひび割れなどの外、躯体コンクリートの鉄筋の腐食膨張によるかぶりコンクリートの押し出し剥落が全国で続発し、危険性や意匠性喪失に留まらず生活環境の安全性が危惧され打放しコンクリートの補修、改修工事が緊急の課題とされていた。
 こうしたなか1975年、新築時の不具合の補修仕上げ工法を土台として、開発誕生したものが打放しコンクリート若返りシステムである。
 当若返りシステムの信頼性は当時の日本電信電話公社時代、本社建築物の打放しコンクリートの再生・改修に際して専門業者約十社によるコンペを実施、選定されたものである。
その後、全国各地の打放しコンクリート意匠からなる電話局でご採用、1993年日本建築仕上学会「学会賞技術賞」を受賞した。
 本稿で紹介した建築物に採用された当打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)は、予期した以上の高耐久性を維持し、施工後21年経過するも補修を要する劣化現象は認められず、耐久性が以後どの程度伸びるか期待されるところである。

 次回は、建築技術2011年2月号「TECHNICAL View」で紹介されました落書き・貼り紙抑制防止工法「CDFシステム」を2回に分け、ご紹介します。

  1999年1月31日、人気プロレスラー、ジャイアント馬場さんが肝不全のため61歳で亡くなられました。ご冥福をお祈りします。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-01-31 07:17 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」その(124)

こんにちはpikayoshi72です。

 本日紹介します内容は2011年1月15日発行の建築仕上技術1月号で、特集:既存建物の長寿命化仕上げ技術と題して静岡県庁東館大規模耐震対策工事時を例にとり題して「若返りシステムによる打放しコンクリートの長寿命化」を2回に分けお送りします。
今回はその第1回、「1.はじめに」から「3.打放しコンクリートのフローチャート」までをご紹介します。
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1.はじめに
 本建築物は数少ない高層打放しコンクリート建築で、1970年5月に建設され中部建築賞を受賞した著名な建築である。
 その後、高層建築のため経年劣化による打放しコンクリート表層面に生じた各種の不具合に対し、補修工事が出来ないまま19年経過、表層面には汚れの付着を始めとして、防水機能喪失、ひび割れ、露出鉄筋や補修モルタルの浮きなど外装面全域にわたって劣化損傷が発生した。経年劣化に起因した不具合は拡大顕在化し、構造体に悪影響を及ぼす恐れが出てきた為1989年7月打放しコンクリート表層面を全域にわたり補修再生することとし、意匠性の回復を意図した若返りシステム(吉田工法)を採用、翌年1990年2月に工事完了した。
 本稿は改修後21年経過した現在の劣化状況を目視調査し、当時の打放しコンクリートの補修、改修に採用された若返りシステムの現況調査結果を検討し長寿命化の一例として、そのあらましを紹介する。

2.建物概要
(1)構造=鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上18階建
(2)高さ=64.55メートル
(3)建築面積=3,684.4㎡
(4)延床面積=27,277.33㎡

3.打放しコンクリート若返りシステムのフローチャート
3-1劣化調査
 工事に先立ち外観劣化調査を実施した。調査項目は下記の通りである。
【調査項目】
A.ひび割れ B.露出鉄筋 C.コールドジョイント D.モルタル補修跡 E.木コン跡
F.コンクリート欠損箇所 G.中性化深さ測定 H.コンクリート圧縮強度 I.かぶりコンクリート厚さ測定 J.在来塗膜付着力試験
(調査日・昭和63年8月26日~28日)
3-2調査結果
A.ひび割れ
 梁中央部の軸方向に対して垂直にひび割れが発生しているものが多く、最上階の建屋間に設けられている幕板部分・パラペット壁面に幅の広いひび割れ・微細なひび割れを確認した。
 また、1階パラペットで確認したひび割れは貫通ひび割れとなっており、そこからはエフロレッセンスの流出固化物を確認した。
B.露出鉄筋
 梁側面で確認した程度の露出鉄筋が多く、幕板部分に確認した露出鉄筋は錆汁が流出していた。
C.コールドジョイント
 梁側面で確認したコールドジョイントは、コンクリート層間に肌別れが生じていた。
 また、コールドジョイントの発生位置は梁側面に確認されたものが多く、その長さは短い。
D.モルタル補修跡
 サッシ下腰壁にモルタル補修跡を確認したが、最近補修されたものであり、その性能低下は認められない。妻壁の幕板部分の補修材は浮いていて、表層面には微細なひび割れが発生していた。
E.木コン跡
 外壁面に確認した限りでは多数の木コン跡充填材の剥落を確認した。
F.コンクリート欠損
 東面および東面中庭に1ヶ所づつ確認した。
3-3施工の詳細     
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1)素地調整
 あらかじめ打放しコンクリート全面にサンドペーパーをかけ、次に高圧洗浄機を用いて200kgの圧力水をかけて全面洗浄した。
2)NY-606コンクリート強化剤の含浸塗布
 洗浄後のコンクリートの乾燥確認の上、NY-606コンクリート強化剤を刷毛にて含浸塗布した。2回に分けて、第1回目塗布乾燥後2回目を施した。平均塗布量は400g/㎡
3)鉄筋露出箇所の処理
 鉄筋のかぶりが少ない箇所は、鉄筋周囲の斫りを深くし、かぶり厚さを確保し調合樹脂モルタルが10mm以上付け送りが出来るものとした。
鉄筋の錆は、ワイヤーブラシにより除去しただちに防錆エポキシ樹脂を入念に塗布し、NY-調合樹脂モルタルにより2~3回充填塗り込みを下。
4)クラックの処理
 幅0.2mm以上のものはすべてUカットした。クラック幅により、それぞれ深さ10~30mm程度Uカットし、内部清掃後プライマー塗布、ウレタンコーキングの表面に硅砂を散布し、NY-調合モルタルを充填塗り込みした。
5)NY-調合樹脂モルタル表面修整
 躯体コンクリートの表面に合わせた調合樹脂モルタルにより、表面修整を施した。
6)打放しコンクリート面の若返り色合わせ、型枠模様の造成
 NY-調合樹脂を基材とした打放しコンクリート表面色合わせ塗材を2回にわたり施し、乾燥養生後、専門職人により特殊刷毛を用いて型枠模様の復元造成をした。
7)表面防水固定処理
 打放しコンクリートの超耐候性付与のためトップコートNY-9090アクリルシリコン樹脂系を2回全面塗布した。

 次回は、月刊建築仕上技術2011年1月号、「若返りシステムによる打放しコンクリートの長寿命化」の最終回、「4.工程フロー図」から「6.おわりに」をご紹介します。

  1972年1月24日、観光客でにぎわうグアム島の中心都市、アガナ市から南へ19kmのタロホホのジャングルで、愛知県出身の元日本兵・横井庄一さん(56)が31年ぶりに地元の漁民に発見されました。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-01-24 09:01 | ブログ

号外!浜松西ロータリークラブ企業紹介講演に招かれる!

こんにちはpikayoshi72です。

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様にとって今年1年がすばらしい年でありますように心からお祈りします。
 それでは今年最初のブログを紹介します。
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 本日紹介します内容は1月14日、浜松西ロータリークラブ今年初の例会において、地元浜松の特長ある企業として招かれ、主力ビジネスである「吉田工法」を起ち上げるまでの苦労話、それに纏わる逸話等、昼食を含め約1時間余にわたり講演させていただきました。
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 本日はその講演内容を簡単ではございますが、紹介させていただきます。
講演はパワーポイントを使用して行われました。
まず最初に、当社を立ち上げるまでの苦労話、私のプロフィールを簡単に紹介し「吉田工法」
ブランドを築き上げるきっかけとなったお話、数々の賞を受賞し信頼を勝ち取った経緯などを
紹介させていただきました。
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今回使用したスライドの抜粋を以下にご紹介します。
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 次回は、建築仕上技術 新年号「若返りシステム(吉田工法)による打放しコンクリートの長寿命化」の第1回、「1.はじめに」から「3.打放しコンクリート若返りシステムのフローチャート」までをご紹介します。

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2011-01-17 08:00 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(123)

こんにちはpikayoshi72です。

 本日紹介します内容は2010年10月15日発行の建築仕上技術10月号で、特集:室内空間を豊かにする内装塗り仕上げと題して「小規模打放し建築に対応するノンクリート打放し意匠仕上げシステム」を2回に分けお送りします。
 今回はその最終回、「6.打放し内外装建材と多様化した意匠性」から「8.おわりに」までをご紹介します。

6.打放し内外装建材と多様化した意匠性
打放しの意匠性を具備した内外装建材は、樹脂塗装合板の意匠性に留まらず小幅杉板型枠模様からバラ板型枠模様に至るなど、原点回帰と変遷した複数の型枠模様の再現の期待は強く、これらは新規な打放しデザインとして暖かい目差で迎えられた。
その母体となる建材は次の通りである。
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以上が現在下地建材として採用されているもので、これ等の表面に設計仕様書に基づいた打放し意匠仕上げを施す。
 冒頭述べた小幅杉板型枠模様を始めとした打放し意匠の内外装建材での意匠性は、樹脂塗装合板型枠模様が好まれ採用されていることを付け加えたい。
これらの内外装建材は、すべて工場生産で、異なる型枠模様の意匠性は熟練職人の手によるもので、Pコン穴などは高性能の工作機械によって加工されている。

7.現場施工による打放し意匠仕上げ
 現場施工による小規模工事に採用される内外装打放し意匠仕上げは、前述の下地建材を取付後、下記工程に基づいて意匠性を造成する。
その基本は打放しコンクリートSEFシステムを構成する手法で打放しコンクリート仕上げ「吉田工法」がベースである。
各種の打放し意匠性の保護と対汚性、耐久性確保のため、内装についてはアクリル樹脂を、外装には長期の耐久性を付与するアクリルシリコン樹脂仕上げを施す。
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既に取り付けられた内外装材の表面を設計図書に基づくPコン造成をする。引き続き素地調整を施し、プライマーを塗布、打放しコンクリート素地に模した表面修整とし、型枠模様の造成後、外装にはアクリルシリコン樹脂を内装にはアクリル樹脂を塗工する。

8.おわりに
 美術館など芸術作品に君臨する打放し建築も幾多の変遷を遂げつつ身近な建築にまで拡大してきた。50年余りの国内外に於ける「吉田工法」の実績を積み重ねつつ、改良・開発によってノンコンクリート打放し意匠仕上げにまで達した。この打放し意匠仕上げは、内外装建材と工法によって構成され、店舗から住宅にまで日常生活に密着した打放しコンクリート意匠仕上げである。
豊かな日常生活に夢を醸し出し、高嶺の華とされた打放しコンクリート分野に、小規模建築に適した新しい空間の形づくりに寄与したといえよう。

服役中の人権活動家、劉暁波氏(54)のノーベル平和賞受賞の決定を受け、中国当局は、民主化や人権尊重を求める内外の動きを封じ込める姿勢を強めている。受賞決定は10日になっても国内では「封印」されたまま。急発展した経済力を背景に、対外的にも対中批判を突っぱねる動きを鮮明にするとみられる。Asahi.comから引用

次回のブログにつきまして、少々お休みをいただくかと思いますが、よろしくお願いいたします。
それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-11-24 08:13 | ブログ

   号外!豊橋創造大学において情報ビジネス学部講演に招かれる!

こんにちはpikayoshi72です。
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 本日紹介します内容は11月4日、豊橋創造大学・情報ビジネス学部の総合講座において、私が客員講師として招かれ主力ビジネスである「吉田工法」を起ち上げるまでの苦労話、それに纏わる逸話等を約1時間余にわたり講演させていただきました。
本日はその講演内容を簡単ではございますが、紹介させていただきます。
講演はパワーポイントを使用して行われました。
まず最初に当社で手がけた著名な作品で、尚かつ大学生なら誰でも知っている作品ということで「表参道ヒルズ」の内外観写真をトップページに持ってきました。
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                         続いて
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題して「世の中に無いものを求めて51年」私が創業者ですから、当時、自分の置かれていた状況からどの様に脱却して現在の「吉田工法」ブランドを作り上げたか!の意味合いからこのタイトルにしました。
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以後、40枚ほどのスライドを用い、生徒さんが眠くならないような工夫と笑顔で聴講して貰えるようなジョークも挟みながら講演させていただきました。
今回使用したスライドの抜粋を以下にご紹介します。
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 次回は、建築仕上技術10月号「小規模打放し建築に対応するノンクリート打放し意匠仕上げシステム」の最終回、「6.打放し内外装建材と多様化した意匠性」から「8.おわりに」までをご紹介します。

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-11-13 14:08 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(122)

 こんにちはpikayoshi72です。

 本日紹介します内容は2010年10月15日発行のの建築仕上技術10月号で、特集:室内空間を豊かにする内装塗り仕上げと題して「小規模打放し建築に対応するノンクリート打放し意匠仕上げシステム」を2回に分けお送りします。
今回はその第1回、「1.始めに」から「4.美観の維持保全対策」までをご紹介します。
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1.はじめに
 1950年代初期の打放しコンクリートは小幅杉板型枠によるものが主流で、その建築物は美術館や公的機関に属する限られた建築物に多く採用されて来た。荒廃した戦後の社会から高度成長経済に合わせて著名な建築家が輩出、嘗て見られなかった打放しコンクリートを採用、歴史的建造物と言われる作品を数多く残した。その威容は多くの人々の心を引きつけ魅力ある建築物として今日に至るも、その存在感は確固たるものとしている。
 本稿は内外装に打放しコンクリートの意匠性と質感を付与する新建材と工法について紹介する。

2.打放しコンクリート型枠の変遷
 初期コンクリートの原点とされた小幅杉板型枠は、和風建築の意匠性を取り入れたものとして高い評価を得た。その後次世代を引き継ぐ近代的な型枠としてベニア(合板)型枠による打放しコンクリートが登場した。小幅杉板型枠による建築とは全く異なる意匠性に一時は驚きと共に、より近代的な作品が期待されたが、表面の粗雑さと型枠模様の乱雑が嫌われ、程なく打放しコンクリート型枠から脱落し姿を消した。日進月歩の打放し現場では打放しコンクリート打設時の課題として、型枠に囲まれ目視不可能な作業によって生じるコンクリート表面の不具合がある。こうしたなか登場して来たものが透明のプラスチック型枠である。平滑な表面と打設するコンクリートを目視しつつ進める作業は、画期的な型枠として大いに期待された。しかし、このプラスチック型枠は繰り返しの使用によってコンクリート打設時の摩擦が表面を磨硝子状とし、透明性が喪失し期待された打設改善には寄与する事が出来ないものとなり姿を消す破目となった。
しかし、打放しコンクリートはこの様な困難な作業環境下に於いても、その魅力は失うことはなかった。現場の声に呼応して今迄の満たさざる型枠の歴史を担い、しかも課題とされた表面の意匠性の向上と欠陷に耐えうる革新的な型枠として樹脂塗装合板が登場した。表面は輝きを擁し美しい打放しコンクリート作品が斬新な建築家の台頭で更生り一気に市民権を手にした。

3.多様化する打放しコンクリートの意匠性
 生活環境の多様化と相俟って斬新さを具備した打放しコンクリートは多くの人々の心を執え、限られた分野の建築から一般市民にまで拡大、店舗の内外装から住宅にまで波及身近な存在となった。意匠性も初期の小幅杉板型枠にも遡り再び打放しコンクリート意匠の回顧復活が話題となった。

4.小規模工事に打放し意匠性 
 小規模の打放しコンクリート住宅や店舗は、工期と費用がネックとなり、厳しい経済情勢の中では可成りの負担となるため、小規模の現場では打放しコンクリートの採用は、一進一退の状況であった。
 安価で容易に施工可能な打放し意匠性と質感を具備した仕上げ技術は、今迄にない分野を生み出し新しい建築デザインとして関心を呼び起こした。

5.打放し意匠を具備した新建材と工法 
 この様なことを背景として、小規模の建築内外装に耐え得る打放しコンクリートの意匠性を具備した新建材と現場施工による新工法が開発された。今までの打放しコンクリートが手短でより身近なものとなり、工期の短縮と工費の低減により拡大の傾向を見せている。

 次回は、月刊建築仕上技術2010年10月号、の最終回、特集:室内空間を豊かにする内装塗り仕上げ、「小規模打放し建築に対応するノンクリート打放し意匠仕上げシステム」「6.打放し内外装建材と多様化した意匠性」から「8.おわりに」をご紹介します。

中国からのレアアース(希土類)輸入をめぐり、欧州でも懸念が高まっているそうです。とくに日本と同じく自動車や電機が主要産業であるドイツでもその状況が顕著で、輸入先を多様化するため、未来の産地への期待感も出てきたとのこと。日本も輸入先の多様化先としてインド、ベトナム等色々産地を模索している状況のようです。

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-11-08 07:41 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(121)

こんにちはpikayoshi72です。

今回は月刊建築仕上技術7月号の最終回、「5.光触媒の機能」から「6.おわりに」までをご紹介します。

5.光触媒の機能
 光触媒の塗布面に紫外線が当たると光触媒反応が起き、酸化力により塗布面に接触する有機物を分解する。例えば有機物としてカビ、細菌、藻、ウィルス、油脂、排気ガス、タバコの煙とヤニ、VOC、悪臭(アンモニア)などである。
 光触媒反応は酸化チタンを消費しないので反応による酸化力は減退しない。したがって、反応は半永久的に継続し酸化力による浄化作用も持続する。
 一般的に都市部での外壁の汚れは、油脂分とともにカーボンなどが付着した汚れが多く、光触媒によりこの油脂分が分解されて汚れ成分の付着力が弱められ雨により洗い流される。
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6.おわりに
 打放しコンクリート建築物のリニューアルに際して耐震性、耐久性、美観の維持を計るため、次のような機能が求められる。
 その主たるものは予測される地震災害に対する耐震補強である。特に打放し建築物においては耐震補強によって意匠性が著しく変わる部位が発生することがあり、この部位に対して違和感のない仕上げを施す必要性がある。
 都市部の環境悪化に伴う、打放しコンクリート表層面の汚れの付着は単なる美観を損ねるに留まらず、建築物としての品質まで低下させる。留まることのない環境汚染に対して光触媒の効果は十分期待ができる。
 本システムを構成する再生工法は文化遺産とも言われる本建物の風化と劣化損傷に対して劣化度の評価と判定に従った軽、中、重のシステム工法による汚染対策を施したところに特長がある。
 光触媒機能付与による表層面の付着汚染物の分解作用と親水性によるセルフクリーニング機能は、打放しコンクリート建築に求められた表層面の美観の保持と耐久性を両立させ、品質の維持保全を確保、良好な周辺環境の維持向上にも寄与した再生新システム工法である。
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 次回は、月刊建築仕上技術2010年10月号、特集:室内空間を豊かにする内装塗り仕上げと題して「小規模打放し建築に対応するノンクリート打放し意匠仕上げシステム」を2回に分けご紹介します。

10月14日午後2時40分ごろ、静岡市の工場で「高所作業車のゴンドラと、天井の鉄骨に男性2人が挟まれた」と119番があった。2人は工場内の火災報知機の設置を請け負っていた静岡市の白川幹彦さん(66)と、山下勝巳さん(60)で、間もなく死亡した。静岡県警清水署は事故とみて詳しい原因を調べている、とのことです。当社も仕事柄、高所作業車を使用することがあります。十二分に気をつけなければ、、、

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-11-01 09:49 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(120)

こんにちはpikayoshi72です。

皆さんお久しぶりです。
ブログを休刊したのが今年の4月19日ですから、丁度半年ぶりの再開となります。
本日紹介します内容は2010年7月号の建築仕上技術7月号です。本書を2回にわけお送りします。
今回はその第1回、「1.始めに」から「4.美観の維持保全対策」までをご紹介します。
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1.はじめに
 芦屋市民センターは1964年、建築家坂倉準三の設計による市民センター本館を始まりとして、1969年には日本で最初の本格的アダプタブルシアターとしてルナホール、1976年に市民センター別館がオープンした。その後、利用要望に合わせて種々の改修を経て、現在でも芦屋市民に愛され活用されている建築である。本館、別館の耐震補強を機にルナホールも含めた外壁の復元と保存を終え、2011年3月にリニューアルオープンした。
 本稿は、国内では数少ない初期の打放しコンクリート建築として、単に美観と機能回復に留まらず、外壁を構成する打放しコンクリートを竣工当初の形、色及びテクスチャーになるべく戻す再生と保存を目的とした仕様による再生工法を採用、そのリニューアルの流れを紹介する。
 日本におけるDOCOMOMO145選の作品である。

[工事概要]
 発注者:芦屋市
 設計・監理者:(株)坂倉建築研究所大阪事務所
 本館:RC造 4階 棟屋1階 延床2942㎡
    工期(2009年12月~2010年3月)改修外壁面積 1820㎡
 別館:RC造 4階 棟屋1階 延床3520㎡
    工期(2009年9月~2009年12月)改修外壁面積 2340㎡
 ルナホール:RC造 4階 地下1階 延床3888㎡
    工期(2010年1月~2010年3月) 改修外壁面積 2396㎡
打放し仕様:杉板(本実)、杉板(バラ板)一部コンパネ型枠

2.現状把握
 工事に先立ち現状を把握するため外壁の劣化状況を確認し、打放しコンクリート表層面に表れた劣化損傷レベルを軽度・中度・重度の3種に分類し、再生工法の劣化度に対応したシステムの選定資料に供した。
1)劣化度・軽度
 表層面に現れた劣化症状として、汚れの付着と防水機能の低下である。打放しコンクリート表層面は雨水によって濡れ色を呈し、微細なひび割れからはエフロレッセンスの流下と汚染を示す黒色の汚れの付着がある表層面を軽度とする。
2)劣化度・中度
 劣化状況の内、表層面の汚れ、ひび割れ、モルタル補修跡、木コン跡、浮き、欠損、エフロレッセンス及び摩耗が確認された表層面を中度とする
3)劣化度・重度
 劣化度・軽及び中度に加え、表層剥離によるコンクリート片の落下と雨水の浸透などによる漏水や鉄筋の錆化膨張による露出鉄筋が確認された表層面を重度とする。

3.劣化度対応再生工法の分類と概要
 劣化度の分類より表層面の再生方法を以下のように分類した。
 1)劣化度・CWシステム(軽度)
  表層面が汚染物の付着により美観が損なわれ、躯体を保護する防水機能の低下が認められるもので、表層面を高圧洗浄により汚染物を除去する。
2)劣化度・FMシステム(中度)
 表層面を生かしつつ劣化損傷に対して、限定消去法を導入、損耗した型枠模様を補正する。
3)劣化度・若返りシステム(重度)
 劣化損傷が重度と診断されたもので、打放しコンクリート表層面に生じた各種の損傷に対し根本より補修・修整を施し、竣工当初の型枠模様を復元蘇らせる。

劣化度に応じた再生工法は上記のように三種に分類施工し、各システム共防水機能を付与するために水性フッ素樹脂をコーティングする。

4.美観の維持保全対策
 再生工法によって復元した芦屋市民センターは、打放しコンクリート外壁の美観維持と保全管理を目的に光触媒を採用している。本光触媒は防水機能を保護するためのバリヤー材は必要なく新開発された光触媒(フッ化アパタイトを被覆した二酸化チタン)である。
 フッ素樹脂防水材との付着性は良好で打放しコンクリートの質感、意匠性を損なうことのないセルフクリーニング機能を具備したものである。

 次回は、月刊建築仕上技術2010年7月号、「由緒ある打放し建築の再生と保存について」の最終回、「5.光触媒の機能」から「6.おわりに」をご紹介します。

改正臓器移植法が2010年7月に施行。年齢制限が撤廃され、家族の承諾があれば臓器提供が可能になりました。

それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-10-25 09:24 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(119)

 こんにちはpikayoshi72です。
 今回は、月刊建築仕上技術2009年7月号、特集:コンクリート素地を生かす仕上げ材料・工法最新動向「打放しコンクリート最新システムの融合」を2回に分けお送りします。

 今回はその最終回「4.施工工程」から「6.おわりに」までをご紹介します。

4.施工工程
 若返りシステム・FMシステムの各フローチャート(図-2)
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4-1.下地処理
 各システムの施工に先駆け素地調整・劣化処理の施された躯体に対し、中性化の抑止としてNY-606を含浸塗布する。表層面のコンクリート強化処理後、若返りシステムの対象部位にはNY-8000による表層塗膜。FMシステム対象部位にはNY-7090による表層処理とする。
4-2.意匠の復元
 施工前後の写真(写真-2,3)が示すように、若返りにはよりリアルな小巾杉板型枠の意匠造成、FMシステムには劣化部処理跡のみを補正する限定消去が施され意匠復元する。この後、双方の仕上げを生地調整によってバランスアップする。(写真-4,5)
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4-3.トップコートの選択
 トップコートは水性アクリルシリコン、又は水性フッ素樹脂系クリアである。何れのトップコートも艶消しで樹脂塗装合板型枠に用いられる艶有りは、本打放しには不適である。打放しコンクリート仕上げ材としても実績のあるこれらのトップコートによって防水性・耐候性は付与される。(更なる強力なセルフクリーニング機能を必要とするケースでは光触媒材を施す。)

5.施工後
 施工後の状況(写真-6,7)
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6.おわりに
 文化財として残される打放しコンクリート建築の多くは小巾杉板型枠によるものが多い。樹脂塗装合板による打放しコンクリートとは全く質感が異なるだけでなく意匠性の復元には特別な技術が求められる。初めて携わった打放しコンクリートは杉板の型枠模様で繊細にして和を醸し出す風情が強く印象に残っている。
本作品の小巾杉板型枠による打放しコンクリートは、40年余りの歴史を重ね劣化損傷はその証でもある。この打放し建築に対し、単なる補修にとどまらず劣化状況を見極め、再生復元には従来の手法から脱皮して、部位や面によって適切な工法をセレクトすることが重要である。細やかな調査と計画が新たなシステムの融合によって文化財としての打放し建築の再生維持保全が全うされたといえよう。

この年にトッピクス

3月5日~23日会期で開かれた第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に於いて、 23日(日本時間24日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで決勝が行われ、日本代表は韓国に勝利し、大会連覇を達成しました。

 「コンクリートこぼれ話」を末永く購読されていただいた皆様方へ、ご報告がございます。

 コンクリートこぼれ話の創刊は2005年7月20日で当時はタイトルもなく始めました。
2005年8月16日号から「わが茨の開発ストーリー」と題して新たにスタートし、その後は「仕事探し」、「打放しの知識を深める」等、打放しコンクリートを専業とする切っ掛けを綴りました。
 「コンクリートこぼれ話」と題して始めたのは2005年12月26日からで、以後、現在に至るまで題名を「打放しコンクリートと共に」と変え、延べ143話となりました。
今後につきましては、一旦「休刊」とし、装いも新たに始めたいと思います。
これまで「打放しコンクリートこぼれ話」を購読頂いた皆様方に深く感謝すると共に、次回作にこうご期待!皆様、本当にありがとうございました。
See you again! Good luck!
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# by pikayoshi72 | 2010-04-19 07:29 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(118)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、月刊建築仕上技術2009年7月号、特集:コンクリート素地を生かす仕上げ材料・工法最新動向「打放しコンクリート最新システムの融合」を2回に分けお送りします。
今回はその第1回「1.始めに」から「3.劣化状況とセレクト」をご紹介します。

1.はじめに
 歴史的建造物には打放しコンクリートによるものが多い。1964年名古屋大学東山キャンパスに建てられた古川記念館は、老朽化と耐震性が懸念され、これらを背景として2008年リニューアルが実施された。
 本打放しコンクリートの特長は小巾杉板型枠による打放しコンクリートであること。国内では数少ない初期の打放し建造物で後生に伝える文化財と位置づけ、単なる改修工事でなく、意匠性・耐久性に重点がおかれ歴史的建造物として施工されたものである。

2.システムの融合
 通常、経年劣化した打放しコンクリートに対し、事前調査結果をもとにその劣化度に応じた工法の選択をする。本作品は文化財を念頭に置き従来の手法に囚われることなく若返りシステムとFMシステムを機能的に採用することとした。
 前者は築後30年以上経過したもの、後者は10年前後が対象となる。古川記念館は博物館としても使用されることから、現存の風情を維持しつつ劣化部の修復と素地の持つ質感を回復し蘇生させることを目標とした。この二つのシステムを組み合わせることにより、小巾杉板型枠による打放しの意匠性を復元し質感も醸成される。本作品に限らず打放しコンクリートの劣化要因には、日照・風雨・排気ガス・振動・寒暖差など複数の環境条件に曝され部位によって色調と劣化の度合いに著しい差が生じる。本融合工法に於ける施工上の課題は、表層面の色調である。日射を強く浴びた南面と日射の少ない北面とは、色調が異なることである。この色調と劣化度合のレベルを判定し、著しい部位には劣化処理を主軸とした若返りシステムを、劣化の穏やかな部位には維持保全を主軸としたFMシステムをセレクトすることによって均衡のとれた仕上げが可能となる。

3.劣化状況と工法のセレクト
 本作品の施工対象部位は梁・柱及び垂れ壁である。写真-1のように風雨にさらされる垂れ壁の表層面の劣化は著しく、表層剥離が進行し、素地の小巾杉板模様の質感は完全に消失している。一方で風雨の影響を受けにくい内側の梁・柱は、経過年数に比較して表層面は汚れの付着以外は健全な状態を保っている。そこで表層面の強化活性化と、美観の回復及び維持保全に供するためのシステムのセレクトにより、外梁の梁底部を2システムの境界とし設定した(図-1)。
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 次回は、月刊建築仕上技術2009年7月号、特集:コンクリート素地を生かす仕上げ材料・工法最新動向「打放しコンクリート最新システムの融合」の最終回、「4.施工工程」から「6.おわりに」をご紹介します。

  8月30日第45回衆議院議員選挙が実施され、その結果民主党は過半数(241議席)をはるかに上回る議席を獲得し政権誕生が決まった。一政党の獲得議席としては戦後最多。自民党は公示前の300議席から激減、保守合同(1955年)以来、最低議席の惨敗。公明党も8小選挙区すべてで落選し10議席減の敗北。 [自民]119、[民主]308、[公明]21、[共産]9、[社民]7、[国民]3 。さーてと、現在、皆さんは民主党をどのように評価されていますか?

 それでは次回をお楽しみに!

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犬のおしっこでお困りの方へ朗報!


 住宅の塀、石垣、電柱などに毎日繰り返される犬のおしっこ(マーキング行為)でお困りの方に朗報です!
当社メルマガにご登録頂いている皆様方限定でお試しサンプルを送料無料!でご案内します。
当忌避剤は先に開発販売中の商品、落書き貼り紙防止対策システム「CDFシステム」(国交省NETIS新技術登録番号:CB-080037-A)、(JR東日本共同開発)の開発途次に生まれたものです。

仕様・用途
荷 姿:200cc細口びん(ポリ容器)
内容量:150ml
適用ヶ所:各種塀、電柱等、犬が頻繁におしっこ(マーキング)をするヶ所
価 格:サンプル品に付き無料(送料含みます)
塗布量:150ml/平方メートル
使用方法:1.塗布面に対して束子などを使用し水洗い
       2.乾燥後、忌避剤を刷毛等で塗布
       3.乾燥すれば完了

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# by pikayoshi72 | 2010-04-12 07:16 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(117)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、月刊リフォーム2008年8月号、特集:省エネルギーの先端技術を探る、「次世代省エネを具備したリニューアルシステム工法、打放しコンクリートEcoシステム」の最終回「4.Ecoシステムの流れ」から「7.おわりに」をお送りします。

4. Ecoシステムの流れ
 外観調査報告書に基づき省エネ工法を選定する。
 施工は図-1の順序で行う。
①表層面の素地調整は高圧水または温水による洗浄。
②洗浄乾燥確認後、NY-606(表面強化剤)を含浸塗布。
③表層面全域に散在する劣化箇所の調合樹脂モルタルによる処理。
④NY-ヒートカット(遮熱調合材)の全面塗工。
⑤型枠模様の造成
⑥高耐久性防水材・フッ素樹脂またはアクリルシリコン樹脂の選定塗布。
⑦NY-セラクリーンまたは光触媒の選定塗布。
 各工程に要する乾燥養生に十分配慮し各工程毎に検査の上、次工程の施工をするものとする。
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5.NY-ヒートカットの機能
 劣化損傷した打放しコンクリート表層面を強固な樹脂モルタルで修整後、全面にわたりNY-ヒートカット(遮熱フィーラ)を塗工する。NY-ヒートカットは打放しコンクリート表層面の色調に合わせ、意匠性回復を可能とした遮熱性の高いフィラーで構成され、打放しコンクリート表層面の意匠性と色調に適合させたものである。NY-ヒートカットは太陽光スペクトルのうち高い熱作用の近赤外線を効率よく反射・散乱させ太陽熱を抑制するため、遮熱効果が大きく温度を10℃~20℃程度まで低減させる機能をもつ。しかもトップコートにNY-セラクリーン(または光触媒)の採用によって汚染物質は降雨によって流されてしまうため、汚染物質の付着がない表層面は太陽熱が吸収されにくく遮熱効果は大きい。

6.立地環境とセルフクリーニング
 市街地の密集した建物に囲まれて立地する打放しコンクリートは、終日日射の当たらない部位がある。光触媒(図-2)は表面に太陽光が照射されることによって、表面に水酸基が発生し親水性となる。
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 この親水性の雨水が光触媒の作用で分解された汚染物の間に流入し付着した汚染物を流しおとす。一方、日射の届かない立地条件下にある光触媒の汚染除去作用は低減される。NY-セラクリーン(表-2)はこの様な立地条件下であってもセルフクリーニング機能に支障のない特長をもつ、メチルシリケートを特殊な条件で加水分解した無機コーティング材で、トップコートとして塗布することによって無色透明の親水性塗膜を形成し、光触媒と同様に付着した汚れは雨水によって除去される。(表-3)
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7.おわりに
 打放しコンクリートの省エネ・エコ対策は、避けて通ることが出来ないところまで来た。深刻化する温暖化現象は生活環境の悪化を招き、それに伴う多様な劣化作用は打放しコンクリート表層面を直撃し、美観の喪失と耐久性の低下を招く。打放しコンクリート表層面を遮熱し温度抑制と自浄機能を付与することによって、生活環境と汚損の改善が計られる。
 NY-セラクリーン(または光触媒)による打放しコンクリート表層面のセルフクリーニング機能は汚れの除去による美観の回復に止まらず、クリーニングに要する経済的損失とエネルギーの消費を抑制し、生活環境の向上に果たす役割は大きいといえる。今日まで打放しコンクリートの宿命とされてきた劣化汚損に対し、遮熱機能とセルフクリーニングの具備実用化によって、抱える温暖化対策に伴う省エネ・Ecoに一歩近付けたといえるのではないだろうか。

 次回は、月刊建築仕上技術2009年7月号、特集:コンクリート素地を生かす仕上げ材料・工法最新動向「打放しコンクリート最新システムの融合」を2回に分けお送りします。

 さて、この年の重大ニュース、9月1日、福田首相は首相官邸で記者会見し「この際、新しい体制の下、政策実現を図らなければならない」と述べ、退陣を表明した。
総理の言葉は「ひとごと」のように聞こえると言われ、「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなた方とは違うんです」と言った。あ~ぁ、日本の政治はどうなるのでしょうか?


 それでは次回をお楽しみに!

打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!

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使用方法:1.塗布面に対して束子などを使用し水洗い
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# by pikayoshi72 | 2010-04-05 07:20 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(116)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、月刊リフォーム2008年8月号、特集:省エネルギーの先端技術を探る、「次世代省エネを具備したリニューアルシステム工法、打放しコンクリートEcoシステム」を2回に分けご紹介します。本日はその前編「1.はじめに」から「3.調査結果と劣化要因の推定」をお送りします。
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1.はじめに
 打放しコンクリート素材のもつ量感と建築作法は、端正な空間と自然環境を演出、癒しを醸し多くの人々を魅了する。然るに近年の地球規模に拡がりをみせる温暖化と環境汚染は表層面を仕上げとした打放しコンクリートに計り知れない悪い影響を与え劣化損傷は拡大の一途をたどっている。
 表層面の汚れおよび劣化損傷の防止を行うことは、美観と耐久性を維持保全していく上で不可欠の要素である。
 本システムは、過去40年余の実績を積み重ねた打放しコンクリート仕上げの施工物件より、経年劣化の実態を追跡調査しその成果を基に省エネ・エコに対応した打放しコンクリートの新リニューアル手法を構成したものである。経年劣化した打放しコンクリートを躯体より強化し、表層全面を一新、意匠性の回復はもとより遮熱・汚染防止機能を新たに具備した省エネ・エコ対応型システムである。

2.外壁調査
 打放しコンクリートの外壁調査には、汚れが目立って来た、漏水がある、コンクリート片が落ちて来たなど、美観の低下と安全性に問題が生じてきたことが端緒となる。
打放しコンクリートは躯体そのものが仕上であるため、表層面は脱型直後より絶え間ない厳しい外部環境に曝され、その影響は汚染や劣化損傷へと繋がる。
調査計画に基づき、現地調査を実施する。表層面の調査内容はひび割れ、露出鉄筋や欠損など表層面の不具合をメインとして表-1に示す内容に従い実施する。 (写真①露出鉄筋 ②ひび割れ③モルタル補修跡 ④欠損)
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3.調査結果と劣化要因の推定
 確認された劣化損傷の主たるものは、汚れの付着、ひび割れ、漏水、剥落、鉄筋腐食などである。
 汚れの付着は、表層面が風化し砂アバタ状を呈し、多孔質で吸水性・保水性のある部位である。日射の少ない北面に多く認められる、ひび割れは温度による伸縮、不同沈下や凍害などによって発生する。
 漏水は屋根防水やシーリングの劣化によるものの外、外壁のひび割れに起因することが多い。ひび割れは漏水に留まらず内部の鉄筋を腐食させ、その膨張圧によるかぶりコンクリートを剥落させる。

 次回は、月刊リフォーム2008年8月号、特集:省エネルギーの先端技術を探る、「次世代省エネを具備したリニューアルシステム工法、打放しコンクリートEcoシステム」を2回に分けご紹介します。次回はその最終回「4.Ecoシステムの流れ」から「7.おわりに」をお送りします。
 お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、1月29日 中国の「天洋食品」が製造し日本たばこ産業の子会社「ジェイティフーズ」が輸入した冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が下痢や嘔吐などの中毒症状を訴え、このうち、女児(5)ら3人が一時重態になっていたことがわかった。 鑑定結果、有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」が検出された。その後、各食品会社による自主回収が行われ、健康被害の訴えが相次いだ。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-03-29 07:18 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(115)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、月刊建築仕上技術2008年7月号特集:外壁汚れ防止材料の新たな展開、「打放しコンクリートの落書き・貼り紙対策システムについて」を読み切りで、ご紹介します。
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1.はじめに
 落書きや貼り紙は世界各国の都市建造物に蔓延し、国内においても繁華街、公園や道路擁壁など至るところに書かれ、美観を損ない周辺環境を悪化させるなど社会問題となっている。
 これらに対応した落書き・貼り紙対策が講じられているが、今日に至るも効果的な抑制防止策や対応機能を有した手法は未だ実用化の域に達せず、市民運動やボランティアの奉仕活動による塗装作業で凌いでいるのが現状だといわれている。
 打放しコンクリートに於いても落書き・貼り紙による被害は増加の傾向にある。
 躯体表面が仕上げである打放しコンクリートにあっては、その表面をラッカースプレーや油性マジック等で書かれた落書きや強固な糊による貼り紙などの消去、除去はその方法によって著しく打放しコンクリート表面を損ない原状回復が困難となる。
 この様なことを背景として開発された落書き・貼り紙対策システム「CDFシステム」について述べる。

2.落書き・貼り紙の現状
 打放しコンクリート表面にラッカースプレーや油性マジック等による落書きは、溶剤(シンナー)などによって消去する方法と全面塗装が一般的に行われている。
 落書き消去に使用される溶剤や消去剤は、落書きに直接塗布し溶解させて消去するが、打放しコンクリート表面に塗布された溶剤の一部は表面より内部へ浸透し、落書き・貼り紙除去跡を如実に示す染みが発生する。しかも除去に要する溶剤の量によって痕跡は拡大することが多い。
 一方、貼り紙は付着力の強い糊を使用しているため容易に剥がし取ることが出来ず、剥がしても貼り紙の一部と糊は打放しコンクリート表面に残存し、原状回復は不可能となっているのが現状である。

3.CDFシステムの構成
 打放しコンクリート表面を対象としたシステムの構成は図-1の通りである。
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4.システムの概要
 新設打放しコンクリートでは躯体保護並びに防水を目的とした塗膜材を下地層とし、落書きされ難い表面形成を目的としたNY-3000S撥水型防止層から構成される。落書き・貼り紙に対する防止層を形成し、ペンキやスプレーなどの落書きと貼り紙に使用される糊の浸透・固着を抑制し落書き・貼り紙されにくい表面を形成する。落書きされても専用除去剤で簡単に消去でき、貼り紙も手で容易に剥がすことが出来る。(図2左側参照)
 又、経年劣化した打放しコンクリートの表面は部位によって、表層のセメント成分が風化しポーラスな祖面を呈し、防水性能の喪失は勿論のこと吸水性の高いコンクリートと化しているなど、多様な表面を形成しているため、表面劣化状況に応じた不陸調整を施す。(図2右側参照)
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5.システムの効果
 本システムは落書き・貼り紙の反復消去・除去性に優れているため、落書きを何度されても簡単に消去出来、繰り返し貼り紙されても容易に剥がすことが可能で、しかも打放しコンクリートに求められる表面に残存する痕跡が皆無であることにある。この結果、落書き・貼り紙は激減し消去除去に要する大幅なコスト節減が図られる。さらに本システム施工面に落書き・貼り紙をされても意匠性・耐候性を損なうことなく消去・除去出来る機能を有したのが本システムの特長である。
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6.おわりに
 意匠性を著しく阻害する打放しコンクリート表面の落書き・貼り紙は本システムの採用により、消去・除去方法に留まらず、抑制効果まで及び懸案とされてきた課題に一筋の光明を与えるものである。一部ではあるが本システム施工後の追跡調査結果、繰り返しの落書きは激減し貼り紙されにくい表面は、強固な糊による貼り紙も容易に手で剥がすことで、その効果が確認されている。本システムの両立した機能による打放しコンクリート表面への落書き・貼り紙防止抑制効果は、顕著で課題に対応したものである。繰り返しの消去・除去にあっても機能の低下は少なく、打放しコンクリートの意匠性の回復と美観の保護に十分耐えうるものである。
 本システムの実用化によって、打放しコンクリートの意匠性を損なう落書き・貼り紙による残存消去不可能な痕跡は解決されたといえる。
 その他、打放しコンクリートに限定されず、市街地に立地する建築物、道路擁壁や鉄道架道橋などにも十分に貢献できることを付記したい。

 次回は、月刊リフォーム2008年8月号、特集:省エネルギーの先端技術を探る、「次世代省エネを具備したリニューアルシステム工法、打放しコンクリートEcoシステム」をお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、第28回北京オリンピックが8月8日から24日まで行われました。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-03-22 07:15 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(114)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、月刊リフォーム2007年12月号特集:建築物の長寿命化と美観維持―汚れ防止技術をを考える、「落書き・貼り紙対策システムの開発(CDFシステム)」を2回に分けご紹介します。
本日は最終回「5.対策システムの効果」から「9.おわりに」をお送りします。

5.対策システムの効果
 落書き・貼り紙対策システムによる施工後に発生した落書きは,落書き防止層による撥水効果により,塗料の一部は拡散流下し,残存した落書き塗料は容易に極めて短時間で消去した。貼り紙も手によって簡単に剥離され強固な糊の残存もなく除去した。それ以降の落書き・貼り紙は減り周辺住民から高い評価をいただいている。
6.施工実績
 施工実績は表-1の通り。
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7.既存技術との違い
 本対策システムは繰り返しの落書き・貼り紙に対し機能喪失することなく複数回にも対応し,簡単・短時間で落書き・貼り紙が消去・除去が出来ることにある。その都度多くの人々の手を煩わす事なく低コストで良好な環境を維持することが異なるところといえよう。

8.特 長
 特長をまとめると下記のようである。
 ①落書き,貼り紙されにくく,されても簡単消去・除去が可能。
 ②コンクリート面に限らず,タイル・レンガ・鋼材・プラスティック等に施工可能。
 ③下地処理と落書き,貼り紙対策層の形成は一貫施工。
 ④落書き・貼り紙対策層は,耐候性・反復消去・除去性に優れ,長期的効果が持続。
 ⑤リーガル・ウォール(合法的壁画)への施工も可能。
 ⑥専用消去剤で,短時間で簡単に消去可能であるため,消去コストが大幅に軽減。
 ⑦消去剤には水性タイプを採用し,消去しにくいとされるゴールド・シルバーなどのメタリック系塗料
  にも対応。
 ⑧本対策システム施工後,大幅に落書き・貼り紙が減少。(写-①,②,③および④)
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9.おわりに
 その後,従来の様な繰り返し行われた落書き・貼り紙は減少し,落書きされ難い表面は強固な糊による貼り紙にも対応し,本対策システムの両立した機能による抑制効果は開発目標を満たすものと思われる。スタートしたばかりで今後どの様に落書き・貼り紙が変化展開されるか予測し難いが,定期的な追跡調査を実施して実態の把握に勤め,より効果的な対策システムの具現化を目指し抑制防止機能を向上させることによって,社会環境の浄化と美観を維持し良好な周辺環境の醸成にいささかでも貢献出来るものとしたい。

 次回は、月刊建築仕上技術2008年7月号特集:外壁汚れ防止材料の新たな展開,「打放しコンクリートの落書き・貼り紙対策システム」を読み切りでお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、食品偽装問題が次々と発覚し、健康被害はなかったがマスコミが大きく取り上げた。不二家のシュークリーム消費期限切れの牛乳を使用,ミートホープの期限切れの冷凍食品を転売および肉質偽装,白い恋人の賞味期限改ざん,赤福の製造日・消費期限の改ざん,船場吉兆の菓子や惣菜の消費・消費期限の改ざんが発覚,等々!

 それでは次回をお楽しみに!


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# by pikayoshi72 | 2010-03-15 07:19 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(113)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、月刊リフォーム2007年12月号特集:建築物の長寿命化と美観維持―汚れ防止技術をを考える、「落書き・貼り紙対策システムの開発(CDFシステム)」を2回に分けご紹介します。
本日は第1回「1.はじめに」から「4.対策システムの構成」をお送りします。

1.はじめに
 落書きや貼り紙は国内に留まらず世界各国の都市建造物に蔓延し,大きな社会問題化している。そのための落書き・貼り紙対策が講じられているが,今日に至るも効果的な抑制防止策や対応機能を有した手法は実用化に達せずやむなく放置されている。国内では,落書き・貼り紙に対する自治体や周辺住民の環境浄化の関心は高く,市民運動やボランティアの奉仕活動による塗装作業などで凌いでいるのが現況である。従来から行われているペイントや消去材による応急手当の落書き・貼り紙除去方法は一時的な処置で恒久的な落書き・貼り紙対策が強く求められているのが現状である。

2.落書き・貼り紙の実状
 市街地に位置する鉄道架道橋擁壁のうち,重度の落書きと貼り紙を開発対象とした。実地調査の結果,鉄道架道橋擁壁の表面は落書き・貼り紙の他,粉塵,油分,泥水付着など変質劣化やかび,藻類などの汚れが付着している。このため落書き・貼り紙に留まらず,これらの汚れ除去も含めた対策が不可欠とされた。
以上の課題に対し,建造物の表面処理を起点として本対策システムは落書き・貼り紙の双方に対応するものとした。

3.開発目標
 今回開発された対策システムは,落書き・貼り紙の現状を踏まえ従来より繰り返し行われている落書き消去方法や貼り紙除去方法を根本的に変えるもので,予防的要素を念頭に,落書きされ難いこと,落書きされたとしても簡単に消去できること,また強固に付着した貼り紙も容易に剥離除去され付着した糊などの残存物がなく,しかも繰り返しの落書き・貼り紙に対して長期的に効果が維持されることを目標として開発されたものである。

4.対策システムの構成
 落書き・貼り紙対策システムの概要を述べる。
新設・既設コンクリート構造物に適用可能とし,対象とした落書き・貼り紙対策システムの概念図は下記の通りである。(図-1)
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 新設構造物では躯体保護並びに遮蔽を目的とした塗膜材を下地遮蔽層とし,落書きされ難い表面形成を目的としたNY-3000S撥水型防止層から構成され,既設構造物では,コンクリート表面性状に対応した不陸調整層,躯体保護と遮蔽を目的とした下地遮蔽層及び落書き防止層から構成されている。(図-2)
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 次回は、月刊リフォーム2007年12月号特集:建築物の長寿命化と美観維持―汚れ防止技術を考える、「落書き・貼り紙対策システムの開発(CDFシステム)」の最終回をお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、7月16日,新潟県中越地方で震度6強の地震。柏崎市や刈羽村などで11人が死亡、負傷者多数。柏崎刈羽原発で変圧器火災が発生、微量の放射能を含む水が流出しました。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-03-08 07:12 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(112)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、光アライアンス2007年7月号製品技術紹介「ノンクリート打放しボード・外装用断熱タイプ光触媒仕上げ」を2回に分けご紹介します。
本日は最終回「3.美観の維持」から「5.まとめ」をお送りします。

3.美観の維持
 劣化進行の起点となる汚染物の付着を抑制できないものかという前提にたって、様々な防水材の開発が続けられている。中でもフッ素樹脂に代表される強固な防水塗膜は、雨水の浸透を防止することに留まらず汚れを防ぐことが可能になった。しかし、新たな問題として、雨筋汚れの問題が発生している。
 身近な環境汚染の元凶とされる塵埃や車の排気ガスには、含まれる汚染物質とカーボンなどの付着によって雨筋汚れの原因とされている。これらに対応して開発されたのが光触媒仕上げである。
 本光触媒仕上げはフッ化アパタイト被覆二酸化チタンを主成分としノンクリート打放しボード表層面に塗布することで、雨筋汚れの付着を降雨によって洗浄され、常に清浄な表面を維持することができる。(図2参照)
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4.ノンクリート打放しボード外装用断熱タイプ光触媒仕上げ
 ヒートアイランド対策と美観の維持、その両翼を担う新建材として上市されたものが、ノンクリート打放しボード外装用断熱タイプ光触媒仕上げである。
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 その特徴は、外断熱と光触媒の長所を最大限に引き出し外壁の断熱と美観の持続を可能た新建材である。
 写真1は光触媒の自浄作用を比較したもので、施工後12ヶ月経過している。未塗布ボードは明らかに雨筋の汚れが付着し、同時期に光触媒を塗布した表層面は自浄効果が顕著にみることができる。
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5.まとめ
 深刻化する都市環境に対応した外壁の諸材料の開発は多様化しつつある。特にヒートアイランド現象と美観の問題に対応した建築材料は、ますます進化していくと考えられる。
 ノンクリート打放しボード外断熱タイプ光触媒仕上げは表層面が打放し意匠という独特の外壁建材で、打放しをより身近なものとし、しかも、断熱と美観保持の対応機能を付与し実用化させた新建材といえよう。
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次回は、月刊リフォーム2007年12月号をお送りします。
お楽しみに!
 さて、この年の重大ニュース、9月12日、安倍首相が突然の辞任表明。10日の所信表明演説に対する各党の代表質問をこの日に受けることになっていたが、「政権を放り出し、無責任」と批判された。そして9月25日、安倍内閣が総辞職となった。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-03-01 07:17 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(111)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、光アライアンス2007年7月号製品技術紹介「ノンクリート打放しボード・外装用断熱タイプ光触媒仕上げ」を2回に分けご紹介します。
本日は「1.はじめに」、「2.ヒートアイランド対策」をお送りします。
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1.はじめに
 打放しコンクリート仕上げは、歴史的な建造物に広く採用されている。その背景はコンクリート自体が持つ素材としての重厚感と簡素な造形の美しさが卓越していることにある。
 こうした素朴な仕上げにもかかわらず打放しコンクリート建築の施工においては、万全の施工管理と細心の注意を払ってしても、不具合の発生は避けられないのが実情である。
 このような観点から、打放しコンクリート表層面の仕上がりは意匠性や耐久性に関して極めて重要な部分といえる。
 このようなことを背景に、新築時の脱型直後の表層面に生じた不具合と劣化外力を直接受け、劣化進行の起点となる汚染物の付着に注目し、打放しコンクリート表層面の不具合と経年劣化に対応した補修・再生の技術工法を開発した。
 これらの不具合対応工法や経年劣化により発生した不具合に対して行われる補修・再生工法を応用し、窯業系のサイディングボードに導入開発されたものが『ノンクリート打放しボード』である。
 ノンクリート打放しボードは内装・外装の建材(化粧材)として構成され、Pコンと呼ばれる穴がリアルに再現してある。
 用途としては、今まで高価で技術的にも困難とされる打放しコンクリートに替り、一般店舗の内装やモデルルーム、木造や鉄骨造など比較的小規模な打放しコンクリート意匠の内外壁として利用されている。

2.ヒートアイランド対策
 近年の都市では中心部の地上気温が周辺部より高くなるヒートアイランド現象という社会問題も深刻化しつつある。
 その対策としては、車の排気ガスの排出抑制、工場で発生する排熱の回収、住宅建設における断熱材や、太陽エネルギーの採用などの人工排熱の低減化と、緑地の倍増、道路の沿道の緑化、多自然型河川の造成、雨水の涵養と湧水の安定管理など都市における緑や水辺の保全があげられる。
 一般的な建物においては省エネ目的で断熱材が使用される。その多くは外壁の内側に断熱層を設ける内断熱工法がほとんどである。
 内断熱は断熱材側の躯体温度が外気温と同じになり躯体内に高湿度あるいは結露状態ができやすく、湿度90%以上ではカビを発生させ、カビを餌とするダニの繁殖にもつながるなど問題がある。
 一方外断熱工法は、躯体内高湿化、結露発生の防止に有効的で、冷暖房効率も効果的で、太陽光の吸収による蓄熱作用の遮断による、温度上昇を抑制する効率的な工法である。
 このようなことを背景として、ノンクリート打放しボードに外断熱化させるため開発されたものが、NY-ヒートカットである。
 通常外壁の仕上げに採用される塗材は、熱作用の高い近赤外線を吸収する性質があるため温度上昇が大きい。NY-ヒートカットは塗料中に配合された特殊熱反射顔料や特殊セラミック(シラスなど)が、熱作用の高い近赤外線を効率よく反射・散乱し、太陽熱の吸収を防ぎ、また、塗膜にいったん吸収された熱を特殊セラミックの働きにより熱放射する。これらの複合作用により、高い遮熱性能を実現している。(図1参照)
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NY-ヒートカットの特長は、コンクリート素材感を表現し、打放しコンクリート意匠を具現させる特殊断熱塗料で、この開発によってノンクリート打放しボード外装用外断熱タイプが実現したものである。

 次回は、光アライアンス2007年7月号製品技術紹介「ノンクリート打放しボード・外装用断熱タイプ光触媒仕上げ」の最終回をお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、第21回参議院議員選挙が7月29日に行われました。結果、民主党は初めて参院第1党に躍進して与野党が逆転、政権交代へ大きく前進した。 自民党は改選64議席が37に激減、第15回参議院(1989年)に次ぐ惨敗。29の一人区は6議席だけで、大物議員も次々と落選した。安倍首相は「私か民主党の小沢一郎代表のどちらが首相にふさわしいかの選挙だ」と繰り返し言明していました。

 それでは次回をお楽しみに!

 打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!

 
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# by pikayoshi72 | 2010-02-22 07:00 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(110)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の最終回「5.おわりに」をご紹介します。

5.おわりに
 打放しコンクリート建物の意匠性・耐久性について、コンクリート表層面の実態調査および補修・再生における材料・工法の開発、さらには表層面の仕上げシステムについて述べた。これをまとめると以下のとおりである。
1)打放しコンクリート建物における建設時の周知な準備と施工管理のもとでも、脱型直後の不具合、とりわけ気泡、型枠継ぎ目まわりの色むら、ひび割れ、錆汁の発生が多く、また経年劣化による表層面の不具合として、汚れ、エフロレッセンス、鉄筋のかぶり厚さ不足によるひび割れ、剥離・剥落が生じている。

2)経年劣化した打放しコンクリート建物の不具合に対して、それに見合った補修・再生材料および工法について検討した結果、①珪フッ化物を主成分とする無機質系浸透剤により、欠損部および脆弱層を補修後、躯体コンクリート表層面の強化が付与される。②アクリル樹脂系ポリマーディスパージョン使用の充填モルタルは付着性に優れ、かつ耐久性向上効果が認められる。③表層面の色合わせには白色セメントと普通セメント混合のポリマーセメントペーストが適切である。④型枠模様の造成にはフェルトによる形成材が有効である。⑤仕上げには表面保護材として超耐候性アクリルシリコン樹脂系のトップコートが強固な防水性能を付与する、などを確認した。
 打放しコンクリート表層面の美観の確保とその持続性・耐久性にかかわる維持保全対策の観点から、打放しコンクリート建物のライフサイクルに対応させた表層面の仕上げシステムを構築し実用化した。いまだ現場においては解決されるべき課題は山積しているが、打放しコンクリートのこだわる方々の参考となれば幸いである。             【参考文献】については割愛させていただきます。

 次回は、光アライアンス2007年7月号製品技術紹介「ノンクリート打放しボード・外装用断熱タイプ光触媒仕上げ」を2回に分けお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、第20回冬期オリンピック、トリノ大会で女子フィギュアスケート荒川静香選手が日本人選手初の金メダルを獲得しました!

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-02-15 07:18 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(109)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第5回「4.ライフサイクルを基とした仕上げシステム」をご紹介します。

4.ライフサイクルを基とした仕上げシステム
 補修・再生材料およびその複合仕上げを踏まえて、美観と耐久性を確保するための表層面の仕上げを目的に、打放しコンクリート建物のライフサイクルを設計・施工・維持保全に大別し、それに対応すべき表層面の仕上げシステムを検討した。
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 図-22の調査結果に示されるように、施工から改修に至る経過年数において、竣工後20~30年程度の時期に改修工事を行う傾向が見られる一方、竣工後数年での補修もあるが、新築時の不具合が原因となったものが大半である。こうしたことからライフサイクルに応じた段階別の仕上げが必要である。
 以上の観点より検討した結果、その概要を図-23に示す。
e0030813_7133610.jpg

図中に示したように、施工から竣工までに施される仕上げをSTEP1、築後の経年・改修期に施す仕上げをSTEP2として分類する。
 以下にそれらについて述べる。

4.1仕上げシステムSTEP1
 フローチャートを図-24に示す。
e0030813_713597.jpg

 ここで意図した仕上げ技術は、脱型時点の不具合の補修から耐久性向上のための表層面仕上げまで一貫性をもたせ、設計施工段階で予測不可能な表層面の事象やジャンカ、コールドジョイント、色むらなどの不具合の発生に対しても合理的に応急処置する。
 図中には、主な使用材料と作業内容を併記している。使用材料については、意匠性や耐久性から要求される性能を考慮して選定したもので、後述する表-10に示す品質・性能データに対応するよう記号(数字)で表示する。なお、充填モルタルや色調調整用ペーストおよび消去材など一般化していない用語で記述しているが、表現上、本文ではそのように呼ぶこととした。
 特に不具合部の処理においては、単にモルタルやペーストを施すことではなく、消去材により不具合部を健全部に合わせて修復する。すなわち、打放しコンクリート表層面に点在した不具合に対して、それぞれに不具合箇所周辺の生地色に適合した材料によって、不具合箇所の痕跡を残さない修復とし、打放しコンクリートの表層面と違和感のないものとする。
 最終工程での表層面仕上げは、耐候性防水材の塗布による美観の長期的維持と耐久性の向上を付与する。

4.2仕上げシステムSTEP2
 フローチャートを図-25に示す。
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 築後の経年劣化の程度に応じて分別する。劣化が軽度の場合には、汚染物の除去を主とした素地調整の上で表層面仕上げを施し耐久性を付与する。
 これに対して、中度・重度の場合には珪フッ化物を主成分とした強化剤をコンクリートに塗布含浸して表層面の強化を図り、次いで劣化部を充填材により処理する。重度の場合には、さらに中性化抑制剤を塗布したのちに、型枠模様を復元し、美観の長期的維持と耐久性付与するため最終工程で表層面の仕上げをする。

4.3補修材料
 補修材料の品質・データ概要をとりまとめた結果を表-10に示す。
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4.4具現化の一例
 脱型直後の不具合に対して、STEP1にもとづき施工した一例を写真-9に示す。
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 不具合が消去され、健全部との違和感のない打放し表層面が修復された。
 一方、築後35年の経年劣化によって発生した不具合に対してSTEP2にもとづき施工した例を写真-10に示す。
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 打放しコンクリート表層面を覆う汚れと各部位に生じたエフロレッセンスの析出、鉄筋露出など、これらの不具合に対し躯体と違和感のない補修がされ、さらに型枠模様の復元造成後、表層面に超耐候性アクリルシリコン樹脂トップコートを塗布した。

4.5まとめ
 打放しコンクリート表層面の美観の確保とその持続性・耐久性にかかわる維持保全対策として、打放しコンクリート建物のライフサイクルに対応させた表層面の仕上げシステムを構築するとともに具現化の一例を示した。

 次回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の最終回「5.おわりに」をお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、7月5日、北朝鮮は日本海に向け計7発の弾道ミサイルを発射しました!

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-02-08 07:18 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(108)

こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第4回、「(3)表層面の色合わせおよび型枠模様の造成」から「3.4まとめ」までをご紹介します。

(1)表層面の色合わせおよび型枠模様の造成
1)表層面の色合わせ
 散在する不具合や充填したモルタル表層面に対して、健全なコンクリート表面の色調に合わせて違和感のない補修を施さねばならない。同時に表層面の密実性や吸水性も同じレベルにする必要がある。これは後に防水材を施すことにより生じるヌレ色や変色を抑制・防止するうえでも重要である。つまり、単にセメントペーストやモルタルなどを用いた不適切な表層面補修では、表層面が粗悪で醜いものとなり、コンクリートの持つ素材感・重厚感・耐久性を喪失してしまうことが考えられる。したがって、色調を考慮したうえでの適切な補修方法の開発が不可欠である。こうしたことからコンクリート表層面の種々の色調に対応する色合わせ用の材料開発を意図として、白色セメントと普通セメントの混合を変化させた充填材混入のポリマーセメントペーストについて実験した。ポリマーセメントペーストの各種材料の混合割合を表-8に示す。
表-8にもとづき板材に塗布硬化させたポリマーセメントペースト表層面の明度測定結果を図-18に示す。
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 白色セメントと普通セメントの混合割合を変えることにより任意の明度のものが得られる。すなわち、こうした材料を供することにより健全な表層面の色調に合わせた補修が容易に可能となる。

2)型枠(斑)模様の造成
 型枠(斑)模様を造成するうえでの形成具を開発する必要がある。そこで発砲ウレタン製のベースの片面に形成材を取り付けた形成具を考案した(図-19)。
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 そのうえで斑模様を形成するアクリル樹脂系ポリマーディスパージョンと調合顔料による斑模様形成材料を含浸形成させる形成材を選定した。形成材は、①各種ジュータン②厚手のタオル③ガーゼ④木綿布⑤スポンジ⑥タワシ⑦刷毛(プラスチィク・動物性等)⑧フェルトである。
 その結果①~⑦については、いずれも打放しコンクリート表層面の斑模様は形成されず、⑧のフェルトが斑模様を形成するのに適当なものであった。このことから脱型後、確認された不具合箇所に対して、健全部に形成された斑模様の色調を日本塗料色別ノートに準じて選定・作成し、形成具に含浸反復押圧(タタキ塗り)し斑模様を形成する。その結果、不具合箇所補修跡には健全部と一体化した模様が形成され、完全に不具合は同化され傷跡も認められないものとなった。その状況を写真-8に示す。
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(2)トップコート
 充填モルタル、色合わせ材、型枠(斑)模様を長期にわたり安定保持する必要が考えられる。すなわち、表面保護が不可欠である。特に濡れ・むら、変色、汚れの抑制・防止が重要である。こうした防水処理の観点から、トップコートとして超耐候性アクリルシリコン樹脂を供することとした。これを表層面に塗布した暴露3年後の中性化深さ(屋内暴露)および汚染指標となる明度と色差(屋内北側防露)を測定した結果を表-9に示す。
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 防水処理によって、中性化の進行は阻止されていることがわかる。また、表層面の汚れも防止されている。
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さらに表層面の汚れについては図-20に示されているように、面内の明度のバラツキは小さく、全面にわたって汚れが防止されている。また、濡れ・むらも認められず、きわめて安定したもので、防水性能の向上と超耐候性が付与された結果であると推測される。

3.3補修・再生工法の開発
 前項において補修再生に供する材料を抽出した。ここではその結果を総合して、打放しコンクリート表層面の補修・再生工法を検討した。基本構想は以下のようである。
 欠損部に対しては充填モルタルで処理し、違和感のない補修による表層面の整合性を確保する。酸性雨、炭酸ガス、紫外線、有害物質等々の打放しコンクリート表層面の劣化外力に対して、表層面を複層に配した材料で耐久性の向上を図るとともに、打放しコンクリートの意匠性をよみがえらせることにある。
 こうした複合仕上げの考え方を検討し具現化した結果を図-21に示す。
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なお、図中、鉄筋露出部の補修およびひび割れ部の補修については、一般的に行われている補修工法と大きく変わるものではない。

3・4まとめ
 前項において明らかにした打放しコンクリート建物の不具合に対して、それに見合った補修・再生材料の開発および工法について検討して結果、①珪フッ化物を主成分とする無機質系浸透剤により、欠損部および脆弱層を補修後、躯体コンクリート表層面の強化が図られる②アクリル樹脂系ポリマーディスパージョン使用の充填モルタルは付着性にすぐれ、かつ耐久性向上効果が認められる③表層面の色合わせには白色セメント普通セメント混合のポリマーセメントペーストが適切である。④型枠模様の造成にはフェルトによる形成材が有効である⑤表面保護材としての超耐候性アクリル樹脂系のトップコートが防水性能を向上させる、ことを確認できた。
 そして、これら材料を総合した複合仕上げを基盤とする補修・再生工法を確立し実用化した。

 次回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第5回「4.ライフサイクルを基とした仕上げシステム」をお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、9月30日YS-11が国内の定期路線から現役引退しました。私の記憶では、YS-11は世界初のターボフロップエンジンを搭載した、純国産旅客機だったと記憶しています。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-02-01 07:20 | ブログ

号外ブログ/犬のおしっこでお困りの方へ朗報!

 閑静な住宅街、華やかな市街地に散歩中の犬がおしっこ(マーキング)、しかも決まって朝夕繰り返される。住宅の角塀、石垣、電柱など、市街地の住空間を汚す不届き行為、今まで拙宅の塀におしっこ防止の薬剤を散布して10年になりますが、一雨で効果消滅、再び散布、犬のおしっこ(マーキング)対策は留まるところがなく費用と手間に手を焼いて来ました。これらの難問題を一挙に解決できる忌避剤(キヒザイ)が出来ました。
 私のブログをご覧頂いている皆様に早速ご紹介し、お試し(無料サンプル)頂ければと思い号外ブログを配信した次第です。
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# by pikayoshi72 | 2010-01-28 07:37 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(107)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第3回、「3.1基本構想」から「3.2補修材料の開発、2)強度等の性状」までをご紹介します。

3.補修・再生に供する材料および工法の開発
3.1基本構想
 打放しコンクリート建築の不具合について実態調査した。その調査結果から、表層面の仕上げにかかわる材料・工法の開発が不可欠であることを述べた。これを受けて、補修・再生に供する材料および工法の開発をすることとした。開発に先立ち、次の①~④の諸点を満たすものとした。
①欠損部、脆弱部の除去後の躯体コンクリート表層面に耐久性向上の強化を図る。
②欠損部、脆弱部の除去後、それぞれの部位に密実で耐久性のあるモルタルを埋め戻す。
③補修面色合わせの後、型枠斑模様を造成し、打放しコンクリート素材としての意匠性の向上を図る。
④トップコートにより諸工程の保護、表層面の汚染防止、防水性能を付与する。
これら一連の構想を図示すれば図-12のようになる。
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3.2補修材料の開発
 前項の構想に基づき、補修・再生に供する材料の開発を①~④の工程別に検討した。結果を以下に示す。
(1)躯体コンクリート表層面の強化
 躯体コンクリート表層面の未中性化部分の水酸化カルシウムおよび中性化部分の炭酸化カルシウムに注目した。すなわち、下記の化学反応式にもとづき、珪フッ化物を主成分とする無機質系浸透剤を塗布含浸することでセメント硬化体の緻密化が図られてコンクリート表層面が強化される。
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 そこで、上記のことを確認するために1)、2)の実験を試みた。
1)セメントペースト硬化体の細孔径分布
 中性化した水セメント比50%のセメントペースと供試体について、塗布含浸前後の細孔径分布を測定した。結果を図-13に示す。塗布含浸前の細孔径容積(図中TPV)83㎟/gが塗布含浸することで78㎟/gに減少している。つまり珪フッ化物を主成分とする無機質浸透剤の塗布含浸により硬化体が緻密化したことが示された。
2)モルタルの強度および中性化
 コンクリート躯体表層面のモルタルを推定した水セメント比60%の供試体について、塗布含浸前後の強度および中性化について実験した。また耐久性の観点から硫酸溶液中浸漬後の強度についても求めた。結果の一部を表-4に示す。
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塗布含浸により強度の向上、中性化速度係数の低減および耐久性の向上が示された。
 以上1)、2)の実験から珪フッ化物を主成分とする無機質系浸透剤を塗布含浸することで躯体コンクリート表層面の強化が図られることが確認された。
(2)欠損部、脆弱層除去部へ埋め戻しモルタル(充填モルタル)
 欠損部および脆弱層除去部に埋め戻す充填モルタルは、躯体コンクリートとの付着性および耐久性を左右する材料だけに、その性能は高いものでなければならない。そこで、ここでは樹脂モルタルを検討対象とした。すなわち、付着強度・圧縮強度・曲げ強度・中性化・吸水性状・塩分透過性および細孔径分布の6項目の実験から、充填モルタルの性能をとらえることにした。
1)充填モルタルの調合
 充填モルタル(アクリル樹脂系ポリマーディスパ-ジョン使用)の調合を作業性の観点から検討した結果、セメント:珪砂(FM2.69)=1:3、ポリマーセメント比=10%、水セメント比=54%のものが適切であった。
2)強度等の性状
 実験結果を表-5~7、図-14~17に示す。
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図中および表中には、比較検討のためにプレーンモルタル(セメント:川砂=1:3、水セメント比=54%)についての試験結果も併記した。なお、いずれも気中養生した供試体(4×4×16㎝)である。
 表-5の付着強度試験結果によれば、充填モルタルの付着強度はプレーンモルタルのものより大きく、また、材齢の進行に伴い付着強度が増大していることがわかる。材齢5年ではプレーンモルタルの3倍の強度が得られている。
 図-14によれば、充填モルタルの初期材齢における圧縮・曲げ強度の発現は多少遅いものの、その後材齢3年程度までの強度発見は著しく、プレーンモルタルの強度に比べ大きい。表-6の結果から充填モルタルの中性化深さは0㎜で中性化抑制効果ある。吸水率の経時変化を示した図-15によれば、充填モルタルの吸水率はプレーンモルタルと比較して著しく小さい。
 図-16において、充填モルタルが塩化物の進入に対して抵抗性能がすぐれていることが示されている。以上のように、ここで開発した充填モルタルの有効性は表-7および図-17の細孔分布の測定結果における密実性からも裏付けられた。

 次回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第4回、「(3)表層面の色合わせおよび型枠模様の造成」から「3.4まとめ」をお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、11月5日、イラク、フセイン元大統領に対しシーア派住民虐殺の「人道に対する罪」で死刑判決が言い渡され、12月30日、サダム・フセイン元大統領(69)の 死刑執行はバグダットで絞首刑とされ、処刑場面の録画が一部テレビで放映されました。

 それでは次回をお楽しみに!
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# by pikayoshi72 | 2010-01-25 07:22 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(106)

 こんにちはpikayoshi72です。

 今回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第2回、「2.2打放しコンクリートの実状」から「2.3まとめ」までをご紹介します。

2.2打放しコンクリート建築の実状
 周到な準備と施工管理の下に打設されたコンクリートであっても、多くの場合、脱型後に生じる不具合は避けられず、それらは表層面を形成する型枠の意匠性および健全性を阻害し、さらにその基点となる表層面からは酸素、炭素ガス、水分、塩分、酸などの浸入・浸透のほか、凍結融解、風雨等の外力による劣化作用は避けられない。このような自然環境からの劣化作用によって、表層面は粗面化し、塵埃や微生物の付着、雨水の浸透によるエフロレッセンスの析出、鉄筋の錆化膨張による表層剥離やひび割れなどにより打放しコンクリート表層面は美観と耐久性が失われる。
 このようなことを背景に、打放しコンクリート建築の脱型直後に見られる不具合と経年劣化によって生じる不具合について実態を調査した。施工段階における不具合については、施工欠陥を対象とし、経年劣化における不具合はひび割れ、エフロレッセンス、汚れ等を対象として目視による実態調査を行った。
(1)脱型直後の不具合
 観察者3人の目視によって脱型直後の打放しコンクリート表層面の不具合の発生概況を調査した。対象とした30棟75壁面の調査結果から不具合を図-7のように大別し、その発生率を求めた結果を表-1に示す。
e0030813_7153648.jpg

 なお、こうした不具合の実状を写真に収め、現象別に整理した結果を表-2に示す。
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 以上の調査から、各種の不具合が抽出された。気泡、型枠継ぎ目まわりの色むら、砂すじ(砂じま)、ひび割れ、錆汁の発生率も高い。なかでもジャンカやコールドジョイントの発生箇所は美観の低下を招き、劣化損傷の起因ともなる。
 不具合A~Iのいずれもが、意匠性を阻害することはもとより、劣化損傷の糸口となる。また、いずれの不具合も、著しく表層面の欠陥を呈し、健全な表層面との整合性を失わせている。とりわけ違和感を与えるような補修は、打放しコンクリートの意匠性を低下させることにつながっている。
(2)経年劣化による不具合
 表層面の劣化損傷の一指標または劣化の誘発要因のもととして、ひび割れ、塵埃や微生物による汚れ、エフロレッセンス、剥離・剥落の4項目について調査した。
1)ひび割れ
 260棟の外壁に発生したひび割れを、ひび割れ幅0.05mmから2.0mmまでのものを方位別に調査した。その結果を図-8および図-9に示す。
e0030813_7162251.jpg

 これによりひび割れの大きさは0.6mm以下がほとんどであったが、そのほか美観上・耐久性の点で問題となるものがいくつか認められた。また日射を強く受けている西・南壁面のひび割れ幅が大きい。
2)塵埃や微生物による汚れ
 F市のA臨海地、B市街地、C田園地の3地区を選定し、汚れについて調査した。この場合、汚れの評点を、①ほとんど汚れは見られない、②少し汚れが見られる、③汚れている、④非常に汚れている、の目視判定により実施した。
 調査結果を図-10に示す。また典型的な汚れを写真-1~3に示す。
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 260棟の調査結果より、北側の壁面は他の3面にくらべ汚れの付着が著しいことがわかる。色調は黒もしくは黒緑で、高湿環境下のためカビ・藻類による汚れの付着と考えられる。いずれもコンクリート表層面の密実性に関係している。
 脆弱な表層面に浸透した雨水が、日射に乏しく水分の蒸発が緩慢な高湿環境下において生成されたことをうかがわせる。このような汚れについてのメカニズムはすでに仕入、地濃らにより図-11のように明らかにされている。
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3)エフロレッセンス
 打放しコンクリート表層面に発生したエフロレッセンスについて、発生箇所を部分別に調査した。
 その結果を表-3および写真-4~6に示す。
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 エフロレッセンスの発生箇所は、ひび割れや脆弱部に浸透した雨水に誘発されたものが多く、発生箇所によって汚れの度合いが異なっている。雨水の繰り返しによってエフロレッセンスの汚染物が累積し、汚れが一段と進展していく。特に、エフロレッセンスの発生箇所は鉄筋の腐食、ひび割れ、表層剥離、脆弱な表層面などと密接にかかわっているため損傷劣化の発生原因となる。
4)剥離・剥落
 典型的な剥離、剥落の実態を写真-7に示す。その多くは鉄筋のかぶり(厚さ)不足に起因したものである。
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2.3まとめ
 打放しコンクリート建築現場において周到な準備と施工管理の下でも、脱型後の不具合、とりわけ気泡、型枠継ぎ目まわりの色むら、ひび割れ、錆汁の発生が多く、また経年劣化による表層面の不具合として、汚れ、エフロレッセンス、鉄筋のかぶり(厚さ)不足によるひび割れ、剥離・剥落の実態が抽出された。
 これらの不具合から、打放しコンクリート表層面の美観と健全性を長期にわたり維持・保全(補修・再生)するためには、適切な表層面の仕上げが不可欠である。

 次回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4-②建築物としてコンクリートを創る技術」の第3回、「3.1基本構想」から「3.2補修材料の開発、2」強度等の性状」までをお送りします。

 さて、この年のニュース、1月1日、市町村合併が盛んに行われ134市町村が合併し、新たに32市10町1村が誕生。市町村数は2052となりました。

 それでは次回をお楽しみに!

 打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!
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# by pikayoshi72 | 2010-01-18 07:21 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(105)

こんにちはpikayoshi72です。

 先回お約束したとおり今回は、大作、(株)セメント新聞社発行のコンクリートテクノ 臨時増刊号美しいコンクリート2006年9月 に投稿しました「4−②建築物としてコンクリートを創る技術」を6回に分けご紹介します。
 本日は第1回目「1.はじめに」から「2.1打放しコンクリート技術」までをご紹介します。

1. はじめに
 打放しコンクリートは、内外の著名な建築家により歴史的な建造物に多く採用されてきた。その背景はコンクリートが持つ素材としての重厚感と簡素な造形美が卓越していることである。
 こうした素朴な仕上げにもかかわらず打放しコンクリート建築の施工においては、やり直しのきかない一発勝負のため、建設にあたり万全の施工管理と細心の注意を払っても、不具合の発生は避けられないことが多い。とりわけ表層面における不具合の発生は、打放しコンクリートの生命である表層面の意匠性を損ない、しかもそれらに起因した汚れの発生と耐久性の低下は美観の喪失と資産価値を損なうことになる。このような観点から打放しコンクリート表層面は、意匠性や耐久性のかかわるきわめて重要な部位である。現状では不具合に対応した補修、経年劣化に適応した再生技術など、いくつかの手法で行われているが、不具合が発生した後にその部分のみの補修を行う程度のもので、後日補修箇所の変質や不具合の発生は避けられず躯体コンクリートと一体化した技術が求められている。
 このようなことを背景に、脱型直後の表層面に生じた不具合と劣化外力を直接受け、劣化進行の起点となる打放しコンクリート表層面について、不具合と経年劣化後の損傷状況を実態調査によって明らかにし、それぞれに適合した補修・再生技術に供する材料を開発し、次いでそれにもとづく補修・再生の技術・工法を開発した。それらの結果を踏まえて意匠性、耐久性の観点からの補修・再生工法のシステムを立案し、さらに打放しコンクリート建物のライフサイクルに対応させた表層面仕上げシステムを構築し実用化した。
 この一連の流れを図−1に示す。
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2. 打放しコンクリート技術の実態
2.1打放しコンクリート技術
 打放しコンクリートは、その素地のもつ視覚的重厚感に加え、造形美を表現し得る魅力的な素材である。型枠の隅々までコンクリートを充填できるだけでなく、使用する型枠表面の素地は、デザインされた造形の質感を高め、素材表面を仕上げていくことによって多彩な影響を建築空間に与えている。
 打放しコンクリートの表層面は、型枠から転写された自然回帰を促す意匠性によって、他の建築物と比較して大きな違いがある。すなわち、躯体を確保しつつ表層面の意匠性を付与し一体化する。表層面は仕上げ面でもあるため、施工にあたり特別な仕様が不可欠である。その一例を図−2に示す。
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 すなわち、打放しコンクリートの適用箇所が決定した後、実際にコンクリートを打設するまでに、コンクリートの仕上がり素地を設定した目標の色調・テクスチャーで仕上げるための型枠施工計画及びコンクリートの調合計画・打設設計など詳細な検討が必要である。
 こうしたことから密実で耐久性のある表層面をつくるには、水セメント比と単位水量を小さくし、適切な養生を施すことが肝要である。一般に打放しコンクリートに供する材料に関しては、粒形、粒度分布のよい骨材の使用とコンクリートの単位水量をできるだけ小さく設定し、調合比率は、水セメント比55%以下、スランプ18cm(流動化コンクリートでは21cm以下)が目安とされている。
 また、打放しコンクリートの打上がりの素地の色調は視覚的効果が高く、コンクリートの7割を占める骨材のうち色調に影響を与えるものは細骨材であるといわれている。あらかじめ目標とする色調の具現化に供する試験体を作り、色調を把握することが大事である。コンクリート打設は色調統一の観点から単一の生コン工場による供給とし、コールドジョイントなどを発生させないように短時間で、部位ごとに中断することなく型枠の隅々まで密実に締め固めたうえで十分な湿潤養生が必要である。打設にあたって設計者、施工者、作業者が一体となって、コンクリートの運搬、打込み、締固めなどの手順を周知徹底することに、打放しコンクリートの成否がかかっているといえる。
 一方、コンクリートの表層面は内部に比べて、施工段階での水分の蒸発や沈降、分離、振動による締固め等の影響のほか、容積に対する表層面積の比率が大きいために養生と環境の影響を大きく受けるとされている。
 その研究結果の例を図−3〜6に示す。
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 次回は、コンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月号「4−②建築物としてコンクリートを創る技術」の内、「2.2打放しコンクリートの実状」から「2.3まとめ」までをお送りします。
お楽しみに!

 さて、この年のニュース、7月20日、昭和天皇が1988年、A級戦犯の靖国神社への合祀に不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と語っていた事を書き記した、元宮内庁長のメモがあることが発覚しこれを日本経済新聞が報道しました。

 それでは次回をお楽しみに!

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# by pikayoshi72 | 2010-01-11 09:30 | ブログ

「打放しコンクリートと共に」 その(104)

こんにちはpikayoshi72です。

みなさん、あけましておめでとうございます。
皆様方にとってすばらしい1年になるよう、心からお祈りします。
また、今年も一年、私の拙いブログにお付き合い下さい。

それでは早速ご紹介していきます。

新春第一号はこれ!

今回は、月刊リフォーム2006年8月号、特集:シックハウス対策とリニューアル工事の環境対策、「打放しコンクリート若返りシステム(静岡県庁西館)」を2回に分け、お送りします。
本日は最終回「6.環境対応型材料の登録番号」から「9.おわりに」をお送りします。
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6.環境対応型材料の登録番号
静岡県庁西館外壁打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)のフローチャートに基づいてその工程順に使用される材料の自主表示番号を図表1に記す。
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7.環境対策と労働安全に対応したリニューアル工事
 地球規模での環境問題の高まるなか、建設業界の環境対応は発生する廃棄物の適正処理から再生と再利用に進化、建設廃材ゼロ、更に環境配慮型工法による環境負荷低減を目指している。
 環境汚染の防止と働く建設作業者の労働安全の確保は併行して実施されなければならない。その労働安全対策として国際規格であるOHSASの導入を計ることとした。
 1993年3月にISO9001品質マネジメントシステムを登録、次いで2001年5月ISO14001環境マネジメントを加え、工法施工者として最も重要な作業者の無事故、無災害を期して労働安全衛生にトライ、2005年9月OHSAS18001の審査を受け適合となった。以上三つのマネジメントシステムの取得に引き続き、これらを統合マネジメントシステムに移行させ機能的な運用が可能となった。当施工者としての信頼性は環境対応型諸材料と相俟って大幅に向上改善されたといえよう。なお本県庁舎西館は統合マネジメントシステムの運用と環境対応型諸材料「F☆☆☆☆」の採用によって労働安全と環境に対応したリニューアル工事として完工させた。
8.免震化工事後の修復
 本リニューアル工事のうち免震化工事に拘わる打放しコンクリートは一階柱型打放しコンクリートの破損は著しく、原状回復が課題の一つであった。身近に接するところに位置しているため違和感を与えることのない打放しコンクリートの意匠の修復に重点がおかれ復元された。

9.おわりに
 県庁西館の環境対応型リニューアル工事は労働安全衛生と環境問題に密接してリンクしたもので今後の打放しコンクリート建築に求められるリニューアルの指標となる工事であった。
 本工事に供した環境対応型打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)は、1975年に開発されてから施工物件の追跡調査をふまえて幾多の改良を加え今日に至っている。遡ること1989年、静岡県庁舎東館(地下1階、地上18階・12、100㎡)は、本若返りシステム(吉田工法)にて施工した。以降17年余り経過したが補修を要する劣化現象は認められず、打放しコンクリート表層面の維持保全状況は良好でリニューアルの目的として求められるメンテナンスフリーを実現、今日に至っている。安全な作業環境の実現と健康を
むしばむ化学物質を排除した材料で構成された環境対応型システム工法によって、初めて施工者としての責務が果たされると考えている。

 次回は、大作、(株)セメント新聞社発行のコンクリートテクノ 臨時増刊号 美しいコンクリート2006年9月に投稿しました「4−②建築物としてコンクリートを創る技術」を6回に分けご紹介します。お楽しみに!

 さて、この年の重大ニュース、6月20日小泉首相は、イラク南部サマーワで活動する陸上自衛隊の撤収方針を表明し5日後の25日 、 撤収を開始しました。

 それでは次回をお楽しみに!

 打放しコンクリートについてもう少し詳しく知りたい方はこちらへどうぞ!
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# by pikayoshi72 | 2010-01-04 07:00 | ブログ